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生活の中で使える株主優待「6銘柄」の口コミ(レビュー)

株式投資をしたことがなくても、「株主優待」という言葉を聞いたことのあるでしょう。実際、株主優待から株式投資をスタートする人も少なくありません。

株主優待や配当金は会社から株主への利益還元策の一つです。投資家にとっては、値上がり益とは別に得られる株式投資の楽しみとして最も人気があります。

株主優待券を使ってお得に生活している人をテレビで見たことがありませんか?「自分にぴったりの優待券はあれば」と少し興味を持った人も多いはずです。

本記事では株式優待のメリットや、株主優待目的で初めての株式投資をする際に押さえておきたいチェックポイントに加えて、「実際の生活の中で使える6銘柄」もご紹介します。

目次

株主優待とは

株主優待制度とは、上場企業が一定数以上の株を保有する株主に対し、配当金とは別に、自社製品や割引券など物やサービスを提供する制度のことを言います。現物で特典を受けられるわかりやすさから、株式投資の初心者にも人気のある制度です。

優待制度のメリットは株主だけでなく、企業側にもあります。自分たちがどんな企業なのか、どんな商品やサービスを提供しているのかを株主優待を通じて一般の個人投資家に知ってもらうことで、企業のファンになってもらい、中長期の株式保有を促す効果が期待できます。 株主優待の種類は企業によって様々です。

QUOカードなど誰でも使いやすいものを贈る企業も多いのですが、その企業ならではの優待券を贈る場合もあります。

保有している株数が100株だけで株主優待もらえるものもあれば、500株以上を保有していないと株主優待をもらえないなど、保有している株数によって変わる場合もあります。

その企業の自社製品や、レストランの食事券など生活に使えるものもありますから、自分が良く使う企業がどのような優待を贈っているか調べてみるのもよいでしょう。

株主優待は企業のサービスを使ってもらえる機会を増やすことにも繋がり企業側にもメリットがあります。

株主優待を目的とせずに株を購入したら「優待がついてきたから試しに行ってみようか」ということにもなりますよね。

また、長期保有の株主には優待を上乗せする企業もありますから、長期で持ってくれる株主を囲い込み買収などから企業を守ることもできます。

さらに、株主優待の大きな特徴として税金がかからないことが挙げられます。配当金と比べ、全額使えるのは大きなメリットですよね。

株主優待を行っている企業は日本国内でも増加傾向にあり、2019年1月末のデータでは上場銘柄の約4割となっています。

企業側も長期保有の個人投資家を増やしたいと考えているのがわかります。

株主優待狙いのチェックポイント

株主優待狙いで株式投資を始める際に気をつけたい幾つかのチェックポイントがあります。株主優待と銘柄はどう選べばよいか以下のチェックポイントを参考にして、自分に合った優待と銘柄を探してみましょう。

身近な商品・サービスを提供している企業を選ぶ

株式投資の初心者であれば、まずは自分が日々の生活で利用している商品やサービスを提供している企業を選んでみてはいかがでしょうか。株主優待をきっかけに企業に興味を持つことで、企業業績や新しい商品・サービスなどにも敏感になり、株式投資の知識をさらに深めることができます。

自分にとって使える優待を探す

魅力的に見える優待でも、自分の生活圏で利用できなければ意味がないです。生活スタイルや家族構成などを踏まえて、自分にとって本当に“使える”優待かどうかをチェックすることも重要です。

優待利回りが高いものを選ぶ

いくら優待が魅力的でも、投資金額とのバランスを見ると割に合わない、損する株式投資はしたくないものです。そんなときは「優待利回り」をチェックする必要があります。

優待利回り(%)=株主優待の価値(円)÷株の購入金額×100

例えば、株主優待の価値が5,000円、株価が2,000円(最低購入株数100株)の銘柄があったとします。
株主優待の価値:5,000円
株の購入金額:200,000円(=株価2,000円×100株)
この銘柄の優待利回りは…
5,000円÷200,000円×100=2.5%

優待利回りの数字が高いほど、効率的な優待が受けられることになります。優待利回りの目安としては、1~3%くらいの銘柄を選びたいところです。

株価や企業業績が安定しているかをチェックする

欲しい優待が見つかったとしても、株価チャートが乱高下している銘柄は考えものです。中長期にわたって安定した値動きをしている銘柄を選ぶのがベターといえます。

銘柄選びの際は、チャートが安定しているかどうかもチェックしておく必要があります。株価の値動きに加え、企業業績が安定しているかも重要なポイントです。企業が増収増益を続けているかは必ずチェックしておく必要があります。

また、「自己資本比率」も見ておきましょう。自己資本比率とは、企業の総資産のうちどれくらいが自己資本なのかを示すもの。自己資本比率は高いほど企業の健全性が高いとされており、少なくとも50%を超えている銘柄を選びたいところです。

こういった数字は、ネット証券のサイトや企業HPのIR情報などから容易に見ることができます。

QUOカードがもらえる株主優待

株主優待としてQUOカードを贈る企業は多くあります。

コンビニはもちろん、ドラッグストアやレストラン、カフェ、
ガソリンスタンドでも使えるとなれば生活費の足しになります。

その企業独自のものではなく、多くの場所で使えるQUOカードが優待券となれば、
利回りよく受け取りたいものです。

それでは利回りのよい企業をご紹介します。

N・フィールド(6077)

「Dune」(デューン)という車を見たことはありませんか?

訪問看護・介護サービスを全国展開している企業です。

この企業が特徴的なのはその内容で、精神科に特化しているということ。

これまでにあまり無いサービスを提供しているため、
将来性を感じるのであれば投資対象とするのもよいでしょう。

配当金は5円、株主優待は100株保有で2,000円分です。

2020年3月の株価で369円ですから、100株で36,900円、
配当利回りが1.36%、優待利回りが5.42%です。

ショーエイコーポレーション(9385)

プラスチックフィルムの包装資材の専門メーカーで製造のみならず
包装や袋詰めを行い納品先へ出荷するなど委託も行っています。

そのノウハウを生かし、ダイレクトメールの印刷発送の請負業務も展開しています。

配当金は20円、株主優待は100保有で年間2,000円です。

2020年3月の株価で759円ですから、100株で75,900円、
配当利回りは2.64%と高く、優待利回りも同様に2.64%となります。

フェイスネットワーク(3489)

不動産投資を支援する企業で、
特に世田谷区・目黒区・渋谷区などにあるマンションの不動産投資家向けに
サービスを展開しています。

配当金は1株30円、株主優待は100株保有で年間3,000円です。

2020年3月の株価で1,161円ですから、100株で116,100円。

どちらも優待利回りは2.58%と高く、
両方合わせると5%を超えることになります。

第一稀元素化学工業(4082)

酸化ジルコニウムやジルコニウム化合物の製造・販売を行う企業で、
特に自動車向けジリコニウム加工では40%以上の世界シェアを持ちます。

配当金は1株20円、株主優待は100株保有で年間2,000円です。

2020年3月の株価で827円ですから、100株で82,700円。

配当利回りはどちらも2.42%となります。

企業独自の優待券

その企業のレストランや買い物をする時に使える券を贈る株主優待についてもご紹介します。

すかいらーくホールディングス(3197)

ガストやバーミヤン、しゃぶ葉などでもお馴染みのすかいらーくグループを展開する企業です。

一度は行ったことがあるのではないでしょうか?

配当金は19円、株主優待は100株で年間6,000円です。

2020年3月の株価で1,696円、100株で169,600円ですから、
配当利回りは1.12%、優待利回りは3.54%です。

300株、500株、1,000株と保有する株数に応じて優待は増えていきますので、家族でよくこれらのレストランに行く場合には優待内容を詳しくチェックしてみるのもよいかもしれません。

ヤマダ電機(9831)

全国どこでもあるヤマダ電機は家電電化製品の販売で有名ですが、
最近ではリフォームや家具、ヤマダ電機内にカフェを併設するなど、
家電だけに留まらない展開をしています。

配当金は13円、株主優待は100株で年間3,000円です。

2020年3月の株価で464円、100株で46,400円ですから、
配当利回りが2.80%、優待利回りが6.47%です。

長期保有すると優待券が増えるのも特徴です。

ただし、優待券は買物金額1,000円につき1枚(500円)の優待券の利用ができるので、
実質半額で買えると考えておいた方がよいでしょう。

優待内容だけで決めないことが大切

QUOカードがあればガソリンを入れたり、ドラッグストアで買い物する時に使え生活費が浮きます。また、すかいらーくやヤマダ電機であれば、
その企業のサービスを優待券を使うことで安く利用・買い物することができます。

自分が応援したくなる会社の株主になり、良い企業に分散投資すると、会社側は私たちが預けたお金を使って、新しい取り組みに挑戦していくことが出来ます。

せっかく良いアイディアを持っていても、注目されていない企業はたくさんあります。そのような会社に投資することは、日本経済のためにもなります。

ぜひ「良い優待を出している企業は個人投資家を大切にしている」という点を重視し、あなたが活用できる株主優待銘柄に投資をされてみてください。

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