株式会社ソーシャルインベストメント

優待狙いで買いたい株式のランキングや利回りの注意点

株式優待は日本株式の特徴の一つです。株式に投資すると投資した会社の業績によって株主に贈呈という形で、その会社から商品や金券を受け取ることができます

日本株式に投資すると、会社によっては投資した企業から株主限定の企業製品などもあり、優待で注目を集める企業もあります。

最近は金券類が人気があるので、QUOカードを株主優待にしているところも多くあります。

株主優待は日本株独自の制度で海外株にはありません。

日本株を長期で保有する場合は、インカムゲインを見込み、配当と株主優待がある銘柄の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

配当利回りの計算方法やランキングサイト、利回りの注意点等についてお伝えします。

目次

株式優待と利回り

株主優待は会社によって様々です。会社の製品であったり、割引券や金券などのところもあります。

優待の利回りを出す場合に、金券など金額がはっきりとわかっていれば計算の対象とすることができますが、割引券などは判断することができませんので利回りの対象にならないことがあります。

配当利回りの計算方法は、「年間の配当÷株価」で表示されます。

例えば、マクドナルドの配当利回りの計算は、

日本マクドナルドホールディングス株式会社(2712)

36円(2021年12月年間配当予想)÷ 5,120円(2021/2/16 終値) ×100 = 0.7%

配当だけの利回りだと、0.7%です。

ただ、マクドナルドは株主優待で、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券が6枚ずつで1冊となっている引換券を受け取ることができます。100株以上で1冊、300株以上で3冊、500株以上で5冊 となります。

例えば、100株保有していた場合、株主優待の引換券を金額換算してみると、

バーガー類が、110円〜590円、サイドメニューが、130円〜330円、ドリンクが、100円〜270円なので、全て一番高い金額を選んだ場合、1,190円になります。

一冊、6枚綴りなので、1,190円×6枚 = 約7,140円

年2回(6、12月)の優待があるため7,140円×2 = 14,280円

株主優待の金額を含めて、再度利回りの計算を行うと

17,880円(2020年12月年間配当予想と株主優待) ÷ 5,120円×100株(2021/2/16 終値)= 約3.5%

となります。

マクドナルド 投資家向けページ
https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/individual/shareholder_benefits/

今回は一番高い商品を購入した場合を想定して金額を出したので、どの商品を選ぶかによっても利回りは変わってきます。

また、優待を重要視する場合の利回りと配当だけ見て購入するかでも銘柄選びは変わってきます。

ランキングサイトでは、優待の金額をどのように計算しているかによっても異なります。

株式優待ランキングサイトやブログの活用

株主優待を探す方法として、開設している証券口座でスクリーニングの機能を利用して自分で投資金額、優待権利月などで検索することもできます。

決算月ごとに分けて表示している場合があるので、今月に購入したいと思ったときなどは、決算月から探した方が早いかもしれません。

また、欲しい優待の商品が決まっているのであれば、優待のカテゴリからも表示することができます。

株主優待の人気のランキングなどは色々サイトが出しています。

例えば、株主優待と言えば、桐谷さんが有名ですし、ブログなどで主婦の方や優待の達人の方がおすすめの銘柄などを書いています。

何を選んだら良いか困った場合は、そういったブログなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。

ただ、有効な情報が得られる場合もありますが、更新などがされておらず情報が古かったり、次期の優待と内容が異なっている場合もあるので、その点に注意する必要があります。

優待の多くは、年2回ですが、中には1回のところもあります。

ランキングサイトで見た後に、企業のHPのIRのところでも、優待を得るための条件を確認しておいた方が良いでしょう。

株式優待の注意事項

株主優待や配当は、受け取るための権利月が決まっています。

多くの企業では配当と株主優待の権利月が同じですが、中には配当は年2回出るけれど、優待は年1回しか出ないというところもあります。

また、配当は単元株数を保有していたら(端株でも)もらえる権利がありますが、優待はある一定数の株数出ないと受け取りができないという企業もあります。

配当と株主優待を受け取るためには、いつ株式を保有しておけば、何株から何がもらえるのかを確認しておくことが必要です。

株主優待や配当は、必ず受け取れるというものではなく、会社の業績により配当が減配になったり、優待が無くなったりすることもあります

最近は長期保有の株主を増やそうということで、何年か持っていたら優待の特典がグレードアップするような場合もあります。

その場合は、続けて保有するために権利付き最終日まで保有する必要があります。

まとめ

株式ランキングの多くは配当利回りのみの表示が多いが、優待ランキングだと優待利回りで表示されているところもある。

優待は自社製品や割引券のこともあり、優待利回りの表示は金券のように金額が確認できない場合は、利回りの計算に含まれていないこともある。

株主優待のランキングは、優待の基準や評価計算がサイトにより異なる場合がある。

優待や配当などは会社の業績によって減配になったり、優待が無くなったり、内容が変更になることもあるるので事前に確認しておきましょう。

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