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株のスキャルピングで最強の移動平均線の設定【1分足と5分足に対応】

移動平均線を使ってスキャルピングをするときに多くの人が悩むのが、「設定はいくつにすれば良いのか?」という点です。確かに様々な情報がありますし、検証も必要なので悩んでしまうのも仕方ありません。

そこでこの記事では、株のスキャルピングでおすすめの移動平均線の設定を紹介します。当記事で紹介している設定はスキャルピングで良く使用される設定であり、機能しやすい設定ですので非常に参考になります。

また、移動平均線を使うときのポイントやトレードの仕方も解説していますので、スキャルピングの実力がアップすることは間違いなしです。

目次

株のスキャルピングでおすすめの移動平均線の設定はコレっ!

株のスキャルピングでおすすめの移動平均線の設定は「5」・「8」・「13」です。

以下のように3つの移動平均線を表示して設定します。

「5」が短期で「8」が中期、「13」が長期となります。この設定は1分足や5分足などで、スキャルピングをするトレーダーの間で良く使われる設定です。

インジゲーターが機能するのは大勢が同じものを見て、同じ行動を取るからです。そのため、できる限り大勢の人が使う設定にするのが望ましいのです。そうしたことから、1分足や5分足などで使用する人が多い「5」・「8」・「13」はスキャルピングにおすすめなのです。

なぜ「5」・「8」・「13」が使われるのか?

スキャルピングで「5」・「8」・「13」が良く使われる理由は設定期間を短くして反応率を上げているからです。通常の設定は以下が使用されることが多いです。

移動平均線の期間設定値
短期10・20
中期50・75
長期100・200

ただし、上記は日足などの大きな時間足を基準に設定されたものです。1分足や5分足などの小さな時間足には適さないケースもあります。1分足や5分足などではスピードが求められるため、設定期間を短くして反応率を上げたほうが良いことも多いからです。

また、「5」・「8」・「13」は「フィボナッチ数列」であるという理由もあります。フィボナッチ数列とはイタリアの数学者「レオナルド・フィボナッチ」が提唱した数字の法則性です。

ご存知かもしれませんがフィボナッチ数列は株やFXのトレードにも多く取り入れらており、様々なインジゲーターや手法で活用されています。「5」・「8」・「13」という設定もフィボナッチ数列に当てはまりますので、多くのトレードが取り入れており機能しやすくなるのです。

株のスキャルピングで移動平均線を使用するなら「EMA」を採用する

先に紹介した「5」・「8」・「13」の設定は「EMA(指数平滑移動平均線)」で使用するのが基本です。移動平均線にはおもにSMA(単純移動平均線)とEMAの2つがありますが、EMAのほうが値動きに対して反応が早くなりスキャルピングに向いているからです。

EMAでは過去の価格よりも直近の価格を重視して計算されます。過去の価格の影響力がSMAよりも低いため、値動きに対して敏感に反応します。そのため、スピードが重視されるスキャルピングではEMAを使う人が多いのです。

移動平均線を使用する際に知っておきたい3つのポイント

移動平均線を使用する際には設定値だけでなく、知っておきたいポイントがあります。それは次の3つです。

移動平均線を使用にはこの3つを知ることが大事!

  1. 相場環境の把握方法
  2. トレンドの強弱の確認方法
  3. 買われ過ぎ&売られ過ぎの判断方法

上記3つを知ることで移動平均線を上手く使えるようになりますので、次章で詳細を確認しておいてください。

相場環境の把握方法

移動平均線を使えば相場環境の把握ができます。相場環境には上昇トレンド・下降トレンド・レンジの3つがあり、把握方法は以下のとおりです。

移動平均線での相場環境の把握方法

  • 上昇トレンド:移動平均線がクロスしてロウソク足が上にある
  • 下降トレンド:移動平均線がクロスしてロウソク足が下にある
  • レンジ:移動平均線に方向感がなく、ロウソク足に絡みついている

上昇トレンドと下降トレンドであれば、次のとおりです。

レンジでは移動平均線に方向感がなく、以下のようにロウソク足にジクザクと絡みついた状態になっています。

トレンドの強弱の確認方法

移動平均線を見ることでトレンドの強弱を確認できます。方法は簡単で角度を見るだけです。

移動平均線の角度によるトレンドの強さの判断方法

  • 角度が急:トレンドの勢いが強い
  • 角度が緩やか:トレンドの勢いが強くない

移動平均線の角度が急なほど強いトレンドが出ていると判断します。逆に角度が緩やかなケースではトレンドの勢いがそれほどないと判断するのが基本です。

買われ過ぎ&売られ過ぎの判断方法

移動平均線とロウソク足の距離を見ることで買われ過ぎと売られ過ぎの判断をすることも可能です。移動平均線とロウソク足は「離れる→収斂する」という動きを繰り返しているからです。

上記のように移動平均線からロウソク足がある程度、離れると収斂してもとに戻ってきます。このため、移動平均線から大きく上に離れたときは買われ過ぎ、大きく下に離れた場合は売られ過ぎと判断することができるのです。

感覚的なものになるため、初心者には難しいかもしれませんが知識として身につけておいて損はないです。また、移動平均線とロウソク足の乖離率を数字で表す専用のインジゲーターも存在しますのでそうしたものを利用するのもおすすめです。

3つの移動平均線を使用したトレードの基本

「5」・「8」・「13」の3つの移動平均線を使用したトレードの基本は「パーフェクトオーダー」です。パーフェクトオーダーとは3つの移動平均線がクロスした状態を指します。

上昇時のパーフェクトオーダーの場合、移動平均線がクロスして下から長期・中期・短期と並んでおり、なおかつロウソク足が線の上になります。下降時であれば、移動平均線がクロスして上から長期・中期・短期と並んでおり、なおかつロウソク足が線の下です。

まずはパーフェクトオーダーの状態になるのを待ちます。その後、そのときの状態に合わせて買いと売りをしていくのが基本です。詳しくは次章をご確認ください。

買いの場合

買いの場合、上昇パーフェクトオーダーになるまで待ちます。その後、ロウソク足が移動平均線に下降してきたときの反発を狙います。

移動平均線にタッチしてすぐ買うとダマシに合う可能性があるため、陽線の出現や下降の勢いが弱くなったのを確認してから買うのがおすすめです。

売りの場合

売りでは下降パーフェクトオーターになるまで待ちます。その後、ロウソク足が移動平均線に上昇してきたときの反発を狙います。

買いのときと同じくダマシを避けるため、陰線の出現や上昇の勢いが弱まったのを確認してから売るようにしたほうが良いです。

まとめ

株のスキャルピンでの移動平均線のおすすめ設定は「5」・「8」・「13」です。通常よりも短い設定期間にすることによって値動きに対して敏感に反応でき、スピードが求められるスキャルピングに適した設定になっています。

使用する移動平均線の種類は「EMA」にしておいてください。EMAのほうがSMAよりも値動きに対しての反応が良く、スキャルピングに向いているからです。

なお、移動平均線を使用した「相場環境の把握方法」・「トレンドの強弱の確認方法」・「買われ過ぎ&売られ過ぎの判断方法」をしっかりと身につけておきたいです。そうすれば、今よりももっと有利な状況でトレードができるようになります。

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