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東証マザーズ市場における割安・成長株の検証のやり方

東証マザーズ市場は、将来の拡大・成長が大きく期待される新興企業が中心の株式市場です。
東証一部上場銘柄とは異なり、マザーズ銘柄は株価が大きく変動する傾向にあります。

数カ月程度の短期間で株価が2~3倍になることも珍しくなく、
中にはテンバガーと呼ばれる株価が十倍以上に値上がりする銘柄もあります。

このマザーズ銘柄特有の大きな値動きを上手く活用すれば、
効率的に利益を得ることも可能になります。

特に投資資金の少ない個人投資家にとっては、
マザーズ市場へ投資することは極めて魅力的な投資対象になっています。

そのような状況を踏まえ、マザーズ銘柄における割安、成長株の見つけかたや
スクリーニング手法などについて本記事で検証をしていきます。

マザーズ市場について

マザーズ(Mothres)という名称は
「Market of the high-growth and emerging stocks」
の各単語の頭文字から取られています。

マザーズは1999年に新興企業やベンチャー企業など、
今後の成長が期待される銘柄が上場する市場として創設されました。

情報通信、ソフト開発など、
将来の成長が期待できる分野、事業をもつ会社を上場の対象にしており、
東証1部、2部に比べると、株式を上場させる基準が緩く、
赤字企業でも基準を満たせば上場することができることが、
マザーズ市場の大きな特徴となっています。

株式の取引は東証1部、2部と同様にオークション形式を取っていて、
東証マザーズに上場することは、東証1部に上場する近道だと言われています。

マザーズ市場のリスクと魅力に迫る

マザーズブームの2000年代中頃に新規上場された企業には、
上場時に一株純資産の100倍以上という過剰な期待価格を付けて大量の資金調達に成功しながらも、
上場直後の最高値をピークに後は下落の一途という経緯を辿ってしまった銘柄も多くあります。

その中には一時の最高値から10分の1程度の価格に低迷してしまった銘柄も多数あり、
さらには最高値の100分の1以下という極端な下落をきたし、
その後も低調な値動きが続いている銘柄も珍しくありません。

ライブドア事件以降も、2009年11月に上場したエフオーアイが、
実際には売上として申告していた金額のほぼ全てが粉飾決算という内容で
上場審査を通過して株式を上場しており、半年後にこれが発覚して上場廃止が決定するやた
ちまち経営破綻するという不祥事を起こしてしまった事例がありました。

これらの事象から、
「マザーズにおいては上場審査のシステムが正常に機能していないのではないか」
という批判が市場関係者や専門家から多く聞かれることもあり、
マザーズ市場そのものの信頼性が揺らいでいきました。

半面、マザーズ市場は業績が冴えなくても
将来の成長が見込める新興企業が上場して資金調達をするための市場であり、
サイバーエージェント(4751)、
スタートトゥデイ(3092)、
エムスリー(2413)
など現在では東証1部に上場している日本を代表する成長企業も、
過去にはマザーズに上場していました。

3社とも凄まじい成長を遂げてきたことは、多くの投資家も記憶に残っているところです。

その後、SNS「mixi」や求人サイト「Find Job!」を運営する株式会社ミクシィが、
東証マザーズに上場したことは、大きなニュースになりました。

ミクシィ株は大人気となり上場初日は、大量に買い注文を集め、
公開価格155万円に対して315万円買い気配のまま売買が成立できずに
初値が付かない状態になりました。

これらの例を見てみるとマザーズ株は「大きな成長を期待できる企業が多い」
ということが大きな魅力の一つになっています。

割安株と成長株の見極め方

マザーズに上場した企業では割安株の基準値としてよく使われる
PER、PBR等に照らし合わせてみると
割安株と言える銘柄が非常に少ないことに気が付つくでしょう。

割安株と言われる基準値PER15倍以下を用いてスクリーニングをしてみると
僅かに30数社程度に絞られてしまいます。

更にPBRなどの数値も含めたスクリーニングでは
10数社にも満たない銘柄しか抽出することができません。

そのため、マザーズ市場の銘柄に投資をする際は、割安株という概念から少し頭を切り離し
成長株への投資が銘柄選びをする上での重要なポイントとなります。

割安株と成長株の違いをしっかり区別してマザーズ市場に投資をしていくことが重要になります。

マザーズ市場での銘柄選びのコツ

マザーズ市場での銘柄選びのコツは将来、東証一部へ昇格する銘柄を探しだすことです。
東証一部へ昇格することで企業の価値も上がるほか、株価も大きく上る傾向にあります。

マザーズ市場から東証一部へ昇格するためには企業が成長し続ける必要があります。
そこで成長株について具体的に考えてみることにします。

成長株とはある一定の基準を上回り、持続的に成長することが期待される企業です。
一般的には、足元の業績と今後の売上や利益の期待成長率が10%以上の企業を言います。

成長株への投資は、企業の将来性を吟味して、株価の上昇余地を考え、
成長性を期待する手法ということになります。

成長株への投資でまず注目しておきたいのは、売上高の伸び率です。

売り上げの伸び率が高ければ、成長している証拠であるのは明白です。

ここで着目しているのは、利益の伸びではなく、売上高の伸びであることがポイントとなります。
その理由は、利益の伸びでは、リストラなどのコストの削減によっても達成されますが、
売上高の伸び率は、成長なくしては達成されないからです。

その他の注目点は、ROEが高いことが挙げられます。

ROEが高いということは、株式発行をして集めた資金を効率よく運用していることになります。
売上も高く、収益性が高い企業は、成長しやすいという判断ができます。

具体的な数値としては、ROE10%以上あれば成長の期待が持てると言われています。

売上の伸びやROEを用いたスクリーニング手法を用いて将来のお宝銘柄を探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

マザーズ市場には、さまざまな成長テーマに関連する銘柄が多数存在します。

バイオ、ロボット、フィンテック、ネット広告、コンテンツ、各種ITサービス関連などです。

ただ、マザーズ市場での銘柄は、急騰急落を繰り返しやすく、
投資タイミングが非常に難しいということを理解して投資をする必要があります。

そうした値動きに一喜一憂することなく成長企業に投資をしてみてはいかがでしょうか。

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