1日中で株の売買をしていく「デイトレード」。
デイトレードは投資家の中でも多く使われる手法であり、中期・長期で見た株式投資とは少し異なる株価の見方が必要です。
デイトレードならではの特徴を活かして判断するため、銘柄選びにも注意しなくてはいけません。
本記事ではデイトレードに適した銘柄の特徴や、その選び方をご紹介します。
目次
デイトレードは1日の中で、いかにうまく売買の取引をするかに掛かっているので、デイトレードに適した株価の動きをするものを選ぶことが大切です。
デイトレードがしやすい銘柄の特徴を覚えておきましょう。
デイトレードで扱う銘柄は、1日の中で値動きが大きくなりそうなものを狙うのが大前提です。
値動き幅が少ないまたは遅いほど、1日の利益をとることが難しくなり、デイトレード向きとは言えません。
例えば、1日の安値と高値の差が4.5円の場合には100株あたり450円であり、60円の値幅があると100株で6,000円の利益がとれる可能性があります。
しかし、その銘柄が毎日値動きを大きくするとは限らず、1日の中でも1回しか大きな動きが出ない時もあります。
そのためにも、値動きが大きくなりやすいタイミングを知っておくことが大切です。
まず1日の中ではの4つがポイントです。
デイトレーダーの中には、9時から10時の1時間で、1日の利益をとりトレードを終了してしまう人もいるほどです。
値動きが大きくなりそうな日のタイミングとしては、決算前後や企業のIRが期待できそうな時期、業種によっては政治発言や世界情勢の動きによって、値動きのタイミングが大きくなると考えられます。
デイトレードに適した銘柄の特徴はわかりましたが、それをどのように見つけるのかがポイントです。
銘柄の選び方としては、1日の株式市場は始まる前に見つける方法と、市場が動いている間に見つける方法とさまざまな方法があります。
自身のライフスタイルや向いている方法に合わせて、銘柄選びを決めていくと良いでしょう。
デイトレードに適した銘柄を選ぶ方法をご紹介します。
証券会社やYahoo!ファイナンスなどの株式投資サイトで、色々なランキングが出されています。
サイトによっては検索ランキングやクチコミランキングなどもわかり、企業の注目度を多くの角度から見ることができます。
その中でもデイトレードの場合、特に気にしたいのが「出来高」です。出来高の数が大きいほど、売買の取引が多い証拠でもあり、売り買いが約定されるのもスムーズ。売買がスムーズであることも、デイトレードに欠かせない特徴になります。
出来高の多さは、株価の上昇・株価の下落の両方に関わってくるため、どちらの方向性に関わる出来高なのか判断することが大切です。
「売りを超える買いが入っているための出来高増加」なのか、「買いを超える売りが入っているための出来高増加」であるため、上昇傾向の出来高を選ぶようにしましょう。
「出来高」もリアルタイムでチェックするポイントでもありますが、それ以外にも「板の厚さ(買い注文の多さ)」も要チェック項目です。
板とは、「買い」や「売り」が指値で入っている気配値であり、株価の取引ツールで見ることができます。この板の動きによって、売買のタイミングを計ることもポイントです。
さらに値動きに関わる決算関連情報やIRなど、いつどのような発表や動きがあるかわかりません。
TwitterやYahoo!ファイナンスの掲示板など、リアルタイムの情報収集も急な値動きについていくための大切な情報源です。なかには正しくない情報も紛れているため、信憑性があるものを見極めなくてはいけません。
デイトレードは中期・長期の株式投資と異なり、銘柄選びの基準が重要です。
銘柄選びや売買のタイミングなど、1日の中でいかにうまく利益がとれるものを選ぶかが大きなポイントになるので、情報収集の速さや正確さが重要となります。