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空売り銘柄のスクリーニングのポイントと注意点を解説

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株価の上昇局面のみで利益を生み出せる現物取引と違い、信用取引は株価の下落局面でも空売りによって利益を生み出せます。

空売りの銘柄をスクリーニングするときに見るべきポイントは、移動平均線の向きと信用倍率、ヒステリカルボラティリティ(HV)の高さです。

株価上昇やレバレッジのリスク、逆日歩の発生といった注意点を抑えながら空売りで利益を出していきましょう。

空売り銘柄の条件とは

空売りとは、信用取引の手法の一つです。

証券会社から株式を借りて売り建てを行い、株価が下がったら決済期日までに買戻しを行い、その差額が利益となる投資手法です。

現物取引では、株価の上昇局面しか利益を生み出しことができませんでしたが、空売りを利用すると株価の下落局面でも利益を生み出すことが可能です。下落局面であっても株式取引の流動性を生み出すための役割を担っています。

このような取引手法である空売りにおける銘柄の条件は以下の2つです。

  • 高い出来高
  • 高い変動率

まずは、空売りは下落局面で取引するということを理解する必要があります。価格が下がって買戻しを行うときや売りを行うときに取引が成立するだけの出来高がある銘柄が投資可能銘柄です。

空売りでは、取引所が選定した出来高の高い銘柄をルールに沿って行う制度信用取引が一般的です。

また、空売りは決済期日が存在するため短期間での取引が基本となります。

短期間のうちに利益を上げるには最低限の変動率が必要です。価格の値動きが大きくなる銘柄でないと利益の幅も小さく、投資効率が悪くなってしまうからです。

空売り銘柄のスクリーニングのポイント

空売り銘柄は、出来高や変動率が高い銘柄が条件として挙げさせていただきました。それでは、空売り銘柄をスクリーニングする際に注目すべきポイントや参考にできる指数はあるのでしょうか。

ここからは、空売り銘柄のスクリーニングに利用することをおすすめする、下向きの移動平均線、高い信用倍率、高いヒステリカルボラティリティ(HV)について詳細を説明していきます。

下向きの移動平均線でトレンドを確認

空売り銘柄のスクリーニングで使われる指数として代表的なのが、50日移動平均線です。

50日移動平均線とは、過去50日の終値の平均株価をグラフ化したもので、下向きに推移している場合は、上昇トレンドが終わり下落トレンドに移行しているサインになることがあります。

以下のグラフは、三菱UFJフィナンシャルグループの2021年12月21日~12月27日における株価のチャートと50日移動平均線です。

引用:トレーディングビュー「三菱UFJフィナンシャルグループ」

こちらのグラフでは、50日移動平均線緑色で示されています。また、50日移動平均線が下落トレンドを示しているところを青いラインで示しています。

空売りでは、この青いラインのような50日移動平均線が示される銘柄を選択することで成功確率が大きくなる可能性が高いです。

今回は超短期間でのグラフを例に出しましたが、数週間から数か月での空売り取引を検討されている場合でも、この50日移動平均線からトレンドラインを見つけるという作業は銘柄スクリーニングを行ううえで重要となります。

高い信用倍率

空売り銘柄のスクリーニングで重要な項目として挙げられるのが信用倍率の高さです。銘柄スクリーニングの際は、信用倍率100倍以上を目安にすることをおすすめします。

信用倍率とは、信用取引における売りと買いの注文動向を示す指標で、「信用倍率=信用買い残÷信用売り残」という式によって求めることができます。

信用買い残が増えていくと信用倍率は1に近づいていき、株価が上昇する可能性が高まります。

一方、信用売り残が増えていくと信用倍率は下がり、株価の値下がりを考えている投資家が多い状態と言えるのです。

信用取引は、約定から決済期日までの6か月の間に決済をする必要があります。取引期間が決まっているため、信用倍率が高い銘柄は、将来の売り圧力が強くなる傾向があり、価格が下落しやすいと言えるのです。

空売り銘柄のスクリーニングの際には、信用倍率100倍以上の銘柄に注目しましょう。

高いヒステリカルボラティリティ(HV)

空売り銘柄のスクリーニングに使える指標として挙げられるテクニカル指数は、ヒステリカルボラティリティ(HV)です。

ヒステリカルボラティリティ(HV)とは、過去一定期間における値動きの大きさを算出した指数のことです。

下のグラフは、日本たばこ産業の2021年12月12日~12月27日における株価の推移とヒステリカルボラティリティ(HV)のチャートです。

引用:トレーディングビュー「日本たばこ産業」

グラフの青のラインは、株価が大きく値下がりした箇所を示しています。また、グラフの赤いラインは、ヒステリカルボラティリティ(HV)が2であるところを示しています。

株価が大きく下落する局面ではヒステリカルボラティリティ(HV)も2を超えて高くなることが分かります。

このように、ヒステリカルボラティリティ(HV)から株価の下落トレンドをつかむことができます。

空売りのような短期間の取引では、値動きの大きさが利益を大きくする銘柄の条件であるため、変動率が大きい銘柄を正しく選定することは、将来のリターンを大きくするうえで非常に重要な作業です。

ただし、ヒステリカルボラティリティ(HV)が高くなる銘柄の多くは、時価総額が少なく流動性が低い銘柄であることが多いため、他のスクリーニングの指標を同時に活用するなどして工夫して利用することをおすすめします。

空売りによるリターンの最大化を図るためにも、銘柄スクリーニングの際にヒステリカルボラティリティ(HV)を使うことは大切でしょう。

空売りの注意点

空売りは、株価の下落局面においても利益を出すことができる取引方法で、株式市場における株価下落局面での流通量増加という役割も担っています。

そんなメリットのある空売りですが、その性質上株価上リスクレバレッジのリスク逆日歩の存在などの注意点も理解して取引をする必要があります。

取引リスクの存在

空売りは、株価上昇リスクとレバレッジのリスクという大きな2つの取引リスクがあります。

現物取引の際にも株価下落リスクはありますが、0円までしか株価は推移しないため損失に上限があります。

しかし、空売りによる株価上昇リスクは青天井です。場合によっては、現物取引の何倍もの損失を生む可能性もある投資手法です。

また、空売りは信用取引の一つであるため、レバレッジを活用することができます。SBI証券の信用取引では、保証金が現金なら約3倍のレバレッジが効いた取引が可能です。

大きく利益が出せる可能性があるところがメリットである一方で、損失額も大きくなってしまいかねないというリスクの面に目を向ける必要があります。

避けられない逆日歩

空売り銘柄のスクリーニングを行う上での注意点として頭に入れておきたいのが、逆日歩の存在です。

逆日歩とは、信用売り残が信用買い残を超えた時に、証券会社が貸株料を払って株式の調達を行い、その株式を空売りしたい投資家に対して転貸するときに発生する手数料のことを言います。

投資家が人気銘柄に集中すると、逆日歩が高額になることもあります。

また、保有日数分の逆日歩がかかってきますので、空売り銘柄のスクリーニングを行うときには、逆日歩の費用を考慮して採算を計算する必要があります。

まとめ

空売りの銘柄をスクリーニングするときに見るべきポイントは、移動平均線の向き信用倍率ヒステリカルボラティリティ(HV)の高さです。

また、株価上昇やレバレッジのリスク、逆日歩の発生といった注意点を抑えることが空売りで利益を出していくためのポイントであると言えます。

投資家にとって空売りのような株価の下落局面に利益を出せる仕組みは、投資効率の観点から見てもかなり魅力的です。

投資銘柄のスクリーニングの際には、今回の記事のポイントを押さえることで大きな利益を出せる可能性が高まるでしょう。

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