コロナウイルスの影響で株価の乱降下が起こり、大幅な株価下落になった時期がありました。特に緊急事態宣言時には、コロナウイルス前の株価の約半分程度まで下がったのも記憶に新しいです。
しかし、そんな状況の反面、株価が上がった銘柄があるのも現実。コロナウイルスの影響で注目度の高まった銘柄をランキングでご紹介します。
目次
コロナウイルスが始まってからさまざまな生活様式が変わり、日常生活が一変した方は多いでしょう。その変化も株に反映されており、業種ごとにその動きが見受けられます。
代表的なものは、コロナウイルスワクチンや治療薬といった医療系銘柄に注目が集中。医療系銘柄の要因は、薬関係だけでなくマスクや防護服などの医療用品にも注目が広がっています。
そして緊急事態宣言から、リモートワークが広がり情報セキュリティーやPC機器関連などに上昇。在宅時間が長くなるため、出前関連や食品関連の銘柄も上昇となっています。
その反面、飲食業界やアパレル業界は大幅な下落の打撃を受けた業種です。緊急事態宣言により外出自粛だったため、外食や街中へ出かけることが大幅減少となり、このような傾向が現れました。
その他、通販業界やゲーム業界、大型ホームセンターなども巣ごもり需要として、大幅な上昇となる動きになりました。
このような業種はこれからも上昇トレンドの傾向を見せており、どの銘柄からも目が離せません。 注目の業種の中でも、銘柄別に注目度の高さや今後の動向を調べておくと良いでしょう。
業種別に注目度の高い銘柄をご紹介します。
コロナウイルスのワクチンの大本命とされていた銘柄です。当初アビガンがワクチンとして期待されていましたが、効果として認可がおりず見送りになりました。
しかしながら、今後の動きも目が離せません。その他にも、ワクチンや治療薬の銘柄があるので注目していくと良いでしょう。
製薬メーカーの大手として、幅広く研究や開発が行われています。
武田薬品工業株式会社もコロナウイルスワクチンに注目度が高く、開発に向けてアメリカのNavavax社と提携したことで大きな期待を持たれていくでしょう。
ネット会議システムを中心に、遠隔コミュニケーションツールを提供。リモートワークだけでなく、遠隔医療や就職活動、株主総会など幅広く活躍できると注目を集めています。
コロナウイルスによりソーシャルディスタンスや蜜を避けることから、まさに最適なサービス展開を広げていくでしょう。
リモートワークに最適なシステムやソフトウェア開発・販売・運営に注力。ビジネス系クラウドサービスやグループウエアなど、今後もリモートワーク推進には欠かせない存在となっています。
会社に来なくても円滑に業務を進めるために、便利なクラウドサービスがより求められてくるでしょう。
ヤフーなどソフトバンク系のポータルサイトを運営。ヤフーショッピングやPaypayモールなどネット通販のeコーマースが豊富で、LINEとの統合が注目となっています。
楽天市場を運営するネット通販大手。ネット通販だけでなく、モバイル、5G、金融など、生活圏に幅広く関わる銘柄です。
今後の展開に期待されている事業が多いため、さまざまな動きが株価に影響を与えてくれるでしょう。
外出自粛により会社員はリモートワークとなり、子供も休校になる事態となりました。
そのため今までは外食や給食だった食事は、家での食事に一変。専業主婦でも毎日3食の料理は大変であるため、冷凍食品の需要が大きく高まりました。
冷凍食品自体の品質向上による上昇傾向はありましたが、今回の巣ごもり需要の影響で大きく変化のでた業種のひとつです。
大手スーパーマーケットを全国展開するイオン。こちらも巣ごもり消費の影響で、食品を始め日用品の買い物が多くなったことから上昇傾向を続けています。
特に備蓄食品やお惣菜などの売れ行き好調もあり、コロナウイルスで乱降下がありましたが、比較的手堅い銘柄と言えるでしょう。
特にイオンは株主優待の特典も人気があります。
コロナウイルスが株価にもたらす影響は、医療業界を始め幅広く動きが出ています。
日常生活の過ごし方が大きく変わり、さまざまな企業の働き方やサービスの変化にも注目しておくと良いでしょう。
今後もしばらくは今までにない株価の動きをする可能性があるため、幅広い業種の銘柄から目が離せません。