「株のスイングトレードで勝てない・・・」
このような悩みを持つ人のために、勝てない原因と対策を分かりやすく解説してみました。
当記事を読めば、なぜスイングトレードで勝てないのかを知ることができ、どうすれば良いのかまで分かります。
また、スイングトレードで役立つ指標を5つ紹介しています。
この記事で、株のスイングトレードのレベルをワンランク上げましょう!
目次
トレンドに逆らっていると勝てません。
株のスイングトレードではトレンドに乗っていくことが基本だからです。
上昇トレンドでも下降トレンドでもない相場はレンジ相場であり、レンジ相場は方向感がはっきりしないためスイングトレードには適していません。
トレンドに乗ったトレードをするため上昇トレンド中に「買い」を行い、下降トレンド中に「売り」を行うことが大事です。
トレンド相場と判断できなければレンジ相場であるため、手を出さないようにしましょう。
トレード計画を立てていないと勝つことはできないです。
無計画なトレードは勘や思い付きで行っているものでしかありません。
それでは毎回エントリーや利益確定の基準などが異なるため、検証もできずにどこが悪いのか修正のしようもないです。
よって、いつまで経っても悪いトレードから脱却できずに勝てないのです。
トレード計画を立てるようにしましょう。
最低でも以下の3つはトレードをする前にきちんと決めておくべきです。
企業の価値をチェックしていないと勝てません。
株のスイングトレードは長期間ポジションを保有するため、いわゆる「ファンダメンタル分析」も必要です。
チャートやインジケーターなどの「テクニカル分析」だけでなく、ファンダメンタル分析によって企業の価値を測り、将来性を判断する必要があるのです。
現在の株価が割安か割高かを調査し、将来株価がどうなるかを判断していく必要があります。
ファンダメンタル分析で企業の価値をチェックしましょう。
最低でも次の3つは確認しておくべきです。
損切りをきちんとしていないと絶対負けます。
株で失敗する人の多くが損切りをしなかったことが原因だからです。
損切りは損をそれ以上拡大させないために行う安全策です。損切りをすればそこで損はストップするため、被害を最小限に抑えられます。
しかし、損切りをしない場合は相場が逆行して損失額が大きくなる恐れがあるのです。
トレードに失敗したと感じたらすぐに損切りをしましょう。
例えば、以下のようなときです。
とくに、「トレードした根拠が崩れた」と「株価が損切りラインに達した」の2つは確実に損切りしないといけません。
この2つで損切りしないと、トレードルールを無視することになることが多いからです。
損切りラインが適切でないと勝てないです。
損切りをきちんとしていても損切りラインが適切でないと、いわゆる「損切り貧乏」になりやすいです。
損切りラインがエントリー位置に近すぎる場合はすぐに損切りになってしまい、損失を積み重ねてしまいます。
損切りラインがエントリー位置から遠すぎる場合は損切り金額が大きくなり、損切りになったときに口座資金が大きく減りやすいです。
損切りラインは適切な位置に置きましょう。
銘柄によって「ボラティリティ(株価の変動幅)」が違うため、値幅で説明するのは難しいです。
スイングトレードのような長期投資は、一般的に10%の損失で損切りが目安とされているため、10%の損失になる位置に損切りラインを設定しても良いでしょう。
ただし、損失額が10%に達していなくてもトレードした根拠が崩れたらすぐ損切りすべきです。
例えば、インジケーターのサインでエントリーして、そのサインがダマシだったらすぐに損切りしなくてはいけません。
利益確定が早すぎると勝つのは難しいです。
スイングトレードでは短期的な動きを取るのではなく、長期間の大きな動きを狙っていくからです。
短期的な動きですぐ利益確定してしまうと利小損大になりやすく、利益と損失のバランスが取れずに負けやすくなります。
できる限り利益を伸ばすようにしましょう。
オススメなのは分割決済です。
分割決済とは、決済を何回にわけて行う方法です。
例えば、3,000株で取引しているなら、
1回目1,000株
2回目1,000株
3回目3,000株
というように複数回にわけて利益確定を行うのです。
ある程度利益が出たところで分割決済をすれば、利益を確保しつつ残ったポジションで利益を伸ばしていくことができます。
ある程度の利益は確保できているため、「利益を伸ばしている最中に相場が逆行して利益が無くなるのでは?」という精神面での負担も軽減できます。
株のスイングトレードでは、次の5つの指標を活用していくのがオススメです。
上記5つの指標を活用すれば相場分析に役立ち、スイングトレードが有利にできるためぜひ使ってみてください。
終値はその日の最終価格のことです。
終値を見ることで前日との変化や、チャートでは見えなかった株価の変化や動きが分ることがあります。
例えば、何度も同じ株価で相場が停滞していることが分ったり、特定の株価から相場が大きく動き出したことなどが分かったりします。
もちろんチャートからでも判断できるのですが、終値は数字であるためより詳細かつ違った角度から確認できるメリットがあるのです。
移動平均線は相場の方向性や勢いを判断するインジケーターです。
移動平均線を確認することで現在の相場は売りと買いどっちが強いのかや、相場の勢いはどれくらいあるのかといったことが判断可能です。
基本的には次のように判断します。
上記を踏まえて、以下のようにトレンド相場を判断する際に使用すると便利です。
移動平均線乖離率は、株価が移動平均線からどれくらい離れているかを確認する指標です。
株価は移動平均線から離れるほど戻ってきやすくなるという傾向があります。
一般的には次のとおりだとされています。
移動平均線乖離率が上記を超えると、株が移動平均線に戻ってくると言われているのです。
よって、この傾向を知っていれば株価の天底を予測するのに使えます。
例えば、移動平均線乖離率が大きく上昇しているのなら天井圏と判断して「売り」を仕掛ける、「買い」のポジションを持っているなら決済をするといった戦略が取れます。
水平線は高値と高値、安値と安値を水平に結んだラインです。
水平線には「レジスタンスライン」と「サポートライン」があります。
レジスタンスラインは株価の上昇を抑える効果があり、サポートラインには株価の下降を抑える効果があります。
そのため、水平線を引いておけば「株価がどこで反転しそうか?」という部分がすぐ分るのがメリットです。
目安として水平線を引くのは次のようなポイントになります。
日経平均株価チャートも見ておくと良いでしょう。
日経平均株価チャートは日本を代表する225社の平均株価のチャートであるため、株式相場全体の指標になります。
上記のような傾向があるため、スイングトレードをするならぜひ確認しておくべきです。
日経平均株価チャートはインターネットで「日経平均株価 チャート」と検索すれば、すぐに見つかりますし、「ヤフーファイナンス」などでも確認可能です。
株のスイングトレードで勝てない原因と対策をまとめると次のとおりです。
勝てない原因 | 対策 |
---|---|
トレンドに逆らっている | トレンドに乗ったトレードをする |
トレード計画を立てていない | トレード計画を立てる |
企業の価値をチェックしていない | 企業の価値をチェックする |
損切りをきちんとしていない | 損切りをする |
損切りラインが適切でない | 損切りラインを適切にする |
利益確定が早すぎる | できる限り利益を伸ばす |
勝てない原因に当てはまるものがあれば、すぐに対策をして改善していきましょう。そうすれば勝率も上がっていくはずです。
また、次の5つの指標を相場分析に活用するのもオススメです。