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ストップ高の比例配分狙いの買い方3選【約定率をアップさせるコツ】

ストップ高になった銘柄は「比例配分」という方法で配分されます。

比例配分にはいろいろとルールがあるため、単純に注文を出しても買えません。

そこでこの記事では、ストップ高の比例配分狙いの買い方をお伝えしていきます。

お読みいただければ、ストップ高の比例配分になった銘柄を買う方法が分かります。

目次

ストップ高の比例配分について正しく理解しよう!

最初に、ストップ高の比例配分について正しく理解しておく必要があります。

比例配分を理解せず買い方だけを学んでも、今ひとつ分かりづらい可能性があり、上手く活用できない恐れがあるからです。

そのため、まずは比例配分の詳細を確認していきましょう。比例配分は以下のように「証券取引→証券会社」「証券会社→投資家」の2つがあります。

  • 証券取引→証券会社への比例配分
  • 証券会社→投資家への比例配分

証券取引→証券会社への比例配分

証券取引→証券会社への比例配分は、注文数量の多い証券会社から少ない証券会社の順番に「1単位」ずつ配分する方法です。

※1単位=銘柄の取引数。100株で取引される銘柄なら100株が1単位。

1,000株の売り注文を比例配分するなら、イメージとしては以下のような感じです。

A証券B証券C証券D証券合計
買い数量の内訳10,000株8,000株5,000株2,000株25,000株
1単位ずつ配分100株100株100株100株400株
1単位ずつ配分100株100株100株100株400株
1単位ずつ配分100株100株  200株
割当数量300株300株200株200株1,000株

まず、買い数量が10,000株と一番多いA証券に最初に100株配分します。その次に買い数量が多いB証券に100株配分し、C証券とD証券にも配分していくのです。

この手順を売り数量の1,000株が無くなるまで繰り返していきます。

よって、買い数量が多い証券会社ほど多くの株数を獲得できる可能性が高くなるのです。実際、今回の例でも買い数量が多いA証券とB証券が株数を多く獲得できています。

証券会社→投資家への比例配分

証券会社→投資家への比例配分は、各証券会社が決めたルールによって配分が行われます。

おもなルールは以下のようなものです。

  • 注文方法
  • 注文数量
  • 注文時間
  • 抽選方式

例えば、「SBI証券」だと次のようなルールになっています。

  1. 成行注文
  2. 寄成注文
  3. 引成注文
  4. 不成注文
  5. 制限値段(ストップ高・ストップ安)の指値注文・制限値段(ストップ高・ストップ安)の寄指注文
  6. 制限値段(ストップ高・ストップ安)の引指注文

SBI証券の場合、注文方法によって決まるタイプであり、上記の順番で優先されます。そのため、一番優先度が高いのは成行注文です。

続いて、「GMOクリック証券」のルールも確認してみましょう。

  1. 投資家の注文数量を合計
  2. 注文合計数量の多い投資家から順に1単元ずつ配分
  3. 割当数量が無くなるまで2を繰り返す

GMOクリック証券は注文数量で決めるタイプです。従って、注文数量が多い人から優先して配分されます。

このように、証券会社が投資家に配分する方法は各社によって異なると覚えておきましょう。

ストップ高の比例配分狙いの買い方3選

ストップ高の比例配分狙いの買い方のコツは次の3つです。

  • 抽選方式の証券会社で注文する
  • 複数の証券会社で注文する
  • 証券会社に合った注文をする

抽選方式の証券会社で注文する

抽選方式の証券会社で注文すれば誰でもチャンスがあります。

その他の方式だとスピードや資金力が必要なため、競争に巻き込まれてなかなか約定できないことも多いです。

例えば、スピードならいかに早く注文を出しておくかで約定率が変わるため、人よりも早く注文することが求められます。

資金力は注文数量の多い人から配分する証券会社をお使いのときに必要です。しかし、個人で大量の注文を出す資金を用意するのは困難でしょう。

それに対して、抽選方式の証券会社なら注文を出しておけば当選する可能性があるため、誰にでもチャンスがあります。

複数の証券会社で注文する

複数の証券会社で注文するという手もあります。

ストップ高の比例配分が買えるかどうかは運の要素もあるため、複数の注文を出して当たる確率を上げておくのです。

証券会社に合った注文をする

証券会社に合った注文をするのも大事です。

先に解説しましたが証券会社によって、ストップ高になった銘柄を投資家へ配分する方法が違います。

A証券は注文方法で決め、B証券は注文数量で決め、C証券は抽選で決めると異なるため、証券会社に合った注文を合った注文を出していくのが大事です。

例えば、注文方法で決める証券会社で成行注文が一番優先度が高いなら、成行注文で注文を出しましょう。
時間を優先する証券会社なら、なるべく早めの時間帯に注文を出しておきます。

あえてマイナーな証券会社で注文をするのもアリ!?

ストップ高の比例配分狙いには、マイナーな証券会社で注文をするという手もあります。

口座開設数の多いメジャーな証券会社だと競争率が高くなり、ストップ高の銘柄を買うのは難しい可能性があります。

そこで狙うのがマイナーな証券会社なのです。

マイナーな証券会社はまだ利用者が少ないため、競争率があまり高くないと予想ができます。
さらに抽選方式を採用しているとすれば、メジャーな証券会社よりは当然確立が高くなるのは確実です。

そのため、マイナーな証券で抽選方式の証券会社が見つかれば、そこでストップ高の比例配分狙いをしてみるのも手です。

まとめ

ストップ高の比例配分狙いの買い方は以下の3つがコツです。

  • 抽選方式の証券会社で注文する
  • 複数の証券会社で注文する
  • 証券会社に合った注文をする

また、マイナーな証券を利用して買うという手もあります。マイナーな証券は競争率がメジャーな証券会社より低いと予想できるため、入手できる期待も高まります。

なお、比例配分は次のように「証券取引所→証券会社」「証券会社→投資家」と配分方法が違うと覚えておきましょう。

  • 証券取引→証券会社への比例配分
  • 証券会社→投資家への比例配分

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