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株の空売りで配当金や株主優待を得られるか?【答えは1分でワカル】

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「株の空売りで配当金や株主優待を得られるか知りたい!」この記事はそうした人に向けて書きました。答えは1分程度で分かりますし、注意点や補足などもありますので失敗せずに配当金や株主優待を得ることができるようになります。

株の空売りでは配当金や株主優待を得られない

株の空売りでは配当金や株主優待を得られません。配当金や株主優待はその銘柄の株主である人が貰えるものだからです。

空売りは「信用取引」です。信用取引とは保証金を預けてそれを担保に証券会社から株を借りる取引方法です。

信用取引では株は借りた状態であり、自分のものになるわけではありません。株主は証券会社になります。そのため、株主になることができずに配当金や株主優待を得られないのです。

信用買いのケースであれば「配当調整金」が得られる

信用取引には「信用売り(空売り)」「信用買い」がありますが、信用買いであれば「配当調整金」が得られます。配当調整金とは保有している銘柄に配当金がある場合、その金額を信用買いしている人に支払うというものです。

配当金が出た際、そのお金は証券会社が受け取ります。その後、証券会社は配当分として信用買いしている人に支払うのです。よって、信用買いなら実質的に配当金が得られるのです。配当調整金を受取れる条件は以下になりなす。

配当調整金を受取れる条件はこの2つ

  • 配当金がある銘柄を「権利付最終日」までに信用買いする
  • 権利付最終日をまたいで保有する

まず、配当金がある銘柄を「権利付最終日」までに信用買いします。権利付最終日とは、その銘柄の配当金や株主優待を受取れる権利が得られる最終日となります。

次に権利付最終日をまたいで信用買いした銘柄を保有します。権利付最終日が7日だとすれば、7日の株式市場が終了するまで保有するということです。これで配当調整金が受取れます。

配当調整金がいくら受取れるかですが「配当金×84.685%」の金額を受取ることが可能です。例えば、配当金が3,000円なら「3,000円×84.685%=約2,540円」となり、約2,540円の配当調整金が受取れます。

空売りでは配当調整金を支払わないといけないケースがある

信用取引の買いなら配当調整金を受取れますが、空売りでは支払わないといけないと知っておく必要があります。空売りで配当調整金を支払わないといけないのは以下の条件に当てはまったときです。

空売りで配当調整金の支払が必要になる条件

  • 配当金のある銘柄を「権利付最終日」までに空売りした
  • 権利付最終日をまたいで保有する

条件は先に解説した信用買いのケースとほぼ同じです。買いが売りに変っただけになります。

支払う配当調整金はいくらになるか?

空売り時に支払う配当調整金は以下のとおりです。

信用取引の種類支払う配当調整金
制度信用取引配当金×84.685%
一般信用取引配当金の100%

制度信用取引とは証券取引所のルールでする信用取引です。制度信用取引の場合、配当調整金は「配当金×84.685%」となります。配当金が6,000円なら「6,000円×84.685%=約5,081円」となり、約5,081円の支払が必要です。

一般信用取引とは証券会社のルールでする信用取引になります。一般信用取引の場合、配当調整金は配当金の100%です。配当金が6,000円なら6,000円を支払います。

空売りしながら株主優待を得る方法がある!「優待クロス」とは

ここまでお伝えしたように空売りですと配当金と株主優待は得られません。ただし、株主優待でしたら得られる方法があります。それは「優待クロス」と呼ばれる取引方法です。

優待クロスとは同じ銘柄を同数量、現物買いと空売りで保有して株価変動のリスクを避けながら株主優待を得る取引方法です。例えば、銘柄Xが100円のときに現物買いと空売り100株ずつ保有します。そうすれば、株価がどう動こうと現物買いと空売りの損益で相殺されて損益はゼロになります。

このようにして株価変動のリスクを避けながら株主優待を得る取引方法が優待クロスです。この優待クロスなら現物買いをしており購入した銘柄の株主になれますので、空売りしつつ株主優待を得ることが可能なのです。

優待クロスで株主優待を得る手順

優待クロスで株主優待を得る手順は次のとおりです。

優待クロスで株主優待を得る手順はこの3つ

  1. 権利付最終日の寄付前までに成行注文を出す
  2. 権利付最終日まで銘柄を保有する
  3. 権利付最終日の15:15以降に保有銘柄を決済する

まず、権利付最終日の「寄付前(株式市場の開始前)」までに現物買いと空売りで、同じ銘柄に同数ずつ成行注文を出します。寄付後ですと売りと買いを同じ値段で約定させるのが難しくなるため、必ず寄付前までに成行注文を出しておいてください。

先に取引した銘柄を権利付最終日まで保有します。権利付最終日が1日なら1日の株式市場が終了するまで保有するということです。

最後に権利付最終日の午後15:15以降に保有銘柄を決済します。午後15:14までに決済すると株主優待を受取る権利が得られないので要注意です。

優待クロスをするときはこの4つに注意しよう!

優待クロスをするときは注意点があります。それは次の4つです。

優待クロス時の注意点

  • 逆日歩の発生
  • 貸株料の発生
  • 銘柄が売り切れてしまう可能性
  • 配当金は貰えない

上記を知らないと受取れる株主優待よりもコストが大きくなってしまったり、株主優待を受取れなかったりします。そうした事態を避けるために次章で詳細を確認しておいてください。

逆日歩の発生

取引銘柄によっては「逆日歩(ぎゃくひぶ)」というコストが発生することがあります。逆日歩とは、証券会社から他所から株を借りてきたときに発生する追加コストです。

空売りのような信用取引は証券会社から株を借りることになります。ただし、証券会社が貸し出せる株数には上限があります。もし株数が不足した場合、証券会社は他所から借りてきますがこのときにレンタル料を支払わないといけません。それらを負担するのは投資家です。このコストを逆日歩と呼ぶのです。

逆日歩は「1日、1株あたり〇銭」というように決まります。計算方法は「1株あたりの逆日歩×保有株数×建玉の保有日数」です。1株あたりの逆日歩が2銭で700株を5日保有したなら以下のようになります。

0.2×700×5=700

上記のケースでは700円の逆日歩が発生します。逆日歩の金額によっては受取れる株主優待よりも割高になってしまうことがあります。このため、逆日歩が発生しない「一般信用取引」で空売りするなど対策をしておきたいです。

貸株料の発生

空売りすると証券会社に「貸株料(かしかぶりょう)」を支払わないといけません。貸株料とは空売りをしたときに証券会社に支払う借り賃になります。いわばレンタル料です。

貸株料の計算方法は「約定代金×貸株料利率÷365×保有日数」となります。約定代金が20万円のとき、貸株料利率が年1,10%で保有日数が3日なら次のように計算します。

20万円×1.10%×3日÷365=18

上記のケースだと18円の貸株料が発生します。貸株料への対策は「貸株料利率の低い会社を選ぶ」・「保有日数を短くする」の2つです。貸株料利率が低ければ貸株料は減りますし、保有日数が短いときも同様になるからです。

銘柄が売り切れてしまう可能性

銘柄が売り切れてしまう可能性にも注意しないといけません。権利付最終日に近づくと配当金や株主優待目当ての人が大勢取引しますので、銘柄によっては売り切れてしまい新規の空売りができないこともあるからです。

このため、優待クロスするときは狙ってる銘柄が売り切れてないかチェックしておく必要があります。証券会社のツール等を使って空売りできる残量がどのくらいあるか事前に確認しておきましょう。

配当金は貰えない

優待クロスでは配当金は貰えません。空売りの配当調整金で配当金が相殺されてしまうからです。

「現物買いをしてるから配当金は出るのでは?」と思う人もいるかもしれません。確かに現物買いの配当金は貰えます。しかし、空売りの配当調整金の支払もあるのです。

例えば、現物買いに1,500円の配当金があったとします。このとき手元に入ってくるのは「配当金額-(配当金額×20.315%)」ですので、「1,500円×約347円=約1,153円」となり、約1,153円の配当金が受取れます。

ただし、空売りの配当調整金を支払わないといけません。制度信用取引なら「配当金額×84,685」と計算しますので「1,500円×84.685=約1,270円」となり、約1,270円の支払が必要です。一般信用取引では配当金の100%が必要であるため、1,500円の支払をします。

配当金と配当調整金の差額
制度信用取引:約1,153円(配当金)-約1,270円(配当調整金)=-117円
一般信用取引:約1,153円(配当金)-1,500円(配当調整金)=-374円

上記のように配当金から配当調整金が差引かれます。制度信用取引ですと-117円となるため、117円を支払うことになります。一般信用取引なら-374円ですので374円を支払いしないといけません。このようになるため、優待クロスでは配当金を得られないのです。

まとめ

株の空売りでは配当金や株主優待を得ることはできません。この2つは株主が得ることができるものであり、空売りでは株主になれないからです。

また、空売りでは配当金がないどころか「配当金調整金」の支払をしなくてはいけないときがあるので注意です。権利付最終日をまたいで空売りしていると配当金調整金の支払が発生すると覚えておきましょう。

なお、「優待クロス」を利用すれば株主優待でしたら空売りしながらでも得ることが可能です。このため、株主優待が目当てなら優待クロスをするのもおすすめです。ただし、優待クロスをするときは以下の4つには気をつけておいてください。

  • 逆日歩の発生
  • 貸株料の発生
  • 銘柄が売り切れてしまう可能性
  • 配当金は貰えない

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