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株のスキャルピングのボリンジャーバンド設定【1分と5分足に対応】

「株のスキャルピングに最適なボリンジャーバンドの設定は?」

この記事は、株のスキャルピングのボリンジャーバンド設定について知りたい人のために書きました。

お読みいただければ、スキャルピングに適したボリンジャーバンドの設定値が分かるため、ぜひ参考にしてください。

目次

株のスキャルピングのボリンジャーバンド設定期間

株のスキャルピングにボリンジャーバンドを使用するなら、おすすめの設定期間は「9」または「10」です。

スキャルピングでは一般的に1分足や5分足などの短い時間足を使用します。そのため、細かい値動きに敏感に反応する設定期間を採用する必要があるのです。

そこでよく使用されるのが「9」または「10」です。

「9」と「10」は、ボリンジャーバンドのデフォルトで使用される「20」よりも設定期間を短くしてあります。

これによって値動きに対する感度が上がり、素早く売買シグナルを出してくれるのです。

デフォルトの「20」でも悪いわけではない

ボリンジャーバンドの設定期間は、デフォルトの「20」でもダメというわけではありません。

実際、スキャルピングで「20」の設定期間を使用している人も多くいます。

しかし、デフォルトの「20」はもともと日足のような長い時間軸を基準に考えられている設定期間です。

そのため、スキャルピングで使用する1分足や5分足では値動きに対する感度が不十分である可能性があります。

値動きに対する感度を重視したいのであれば、「20」よりも「9」または「10」のほうが向いています。

ボリンジャーバンドの設定で「9」と「10」を採用するときの注意点

ボリンジャーバンドの設定で「9」と「10」には注意点があります。

それは「ダマシ」が発生しやすいことです。

ダマシとは、インジケーターと値動きが一致しないことです

例えば、ボリンジャーバンドで上昇サインが出たのに株価は下落する現象になります。

ボリンジャーバンドの設定を「9」と「10」にすると値動きに対する反応は鋭くなりますが、その分だけちょっとした値動きに反応してしまいダマシが起きやすいのです。

なんでも無いノイズのような値動きにも反応することがあり、そのせいでダマシの発生率が上昇します。

ボリンジャーバンドのダマシを回避するための方法4つ

ボリンジャーバンドの設定期間を短くするとダマシが発生しやすくなるため、回避するための方法を知っておきたいです。

ボリンジャーバンドのダマシを回避するための方法は次の4つです。

  • 他のインジケーターを組み合わせる
  • ミドルバンドの角度を確認する
  • ロウソク足の分析をする
  • 上位足の分析もする

他のインジケーターを組み合わせる

他のインジケーターを組み合わせることでダマシの回避率を上げることができます。

ボリンジャーバンドのサインだけで売買するのではなく、別のインジケーターのサインとも組み合わせて売買するのです。

例えば、レンジ相場でバンドにタッチで売買するのであれば、以下のようにRSIと組み合わせるという手があります。

RSIは相場の過熱感を数値で確認できるため、分かりやすく初心者にもおすすめです。

ちなに次のように判断します。

  • 買われすぎ:70%以上
  • 売られすぎ:30%以下

また、RSIは「ダイバージェンス」という現象にも注目しておきたいです。

ダイバージェンスとは、相場とインジケーターの逆行現象です。

以下のように相場とインジケーターが逆行の動きをしている状態を指します。

上記では株価は安値を下げていますがRSIは数値を上げています。これは下落の勢いが弱まってきたことを意味します。

よって、反転の兆しとして使用できるのです。

ボリンジャーバンドと併用するなら株価がバンドとタッチしたり、バンドを超えたりした場面で反転するかもしれないと判断して、エントリーの準備をするといった使い方ができます。

ミドルバンドの角度を確認する

上記のようなミドルバンドへのタッチで売買する手法の場合、「ミドルバンドの角度」を確認することでダマシの回避に繋がります。

ミドルバンドの角度がエントリーする方向に鋭く向いているほど、価格の勢いは強いことになるため、株価はそちらに進みやすく、ダマシになりにくいです。

ロウソク足の分析をする

ボリンジャーバンドだけでなく、ロウソク足の分析もしましょう。

むしろロウソク足の分析のほうが重要です。

ボリンジャーバンドはロウソク足をもとに計算されているため、まずはロウソク足ありきです。

このため、ロウソク足を分析して最低限次のようなポイントは抑えておくべきです。

  • 現在の相場はトレンド相場か?レンジ相場か?
  • 大勢に注目されている重要な価格帯はどこか?(株価が反応しそうなポイント)
  • 天井打ちや底打ちのチャートパターンになっていないか?

上位足の分析もする

上位足の分析もすることでダマシを防止できる可能性が上げられます。

上位足とはトレードしているよりも大きな時間足のことです。

1分足や5分足でトレードしているなら、1時間足や日足などになります。

上位足を分析しておけば相場の大きな流れを把握できます。相場は最終的に大きな流れに向かって進む可能性が高いため、大きな流れを把握しているのとしていないのとでは随分と差があります。

ボリンジャーバンドを使ってスキャルピングするときも、大きな流れに向かってなるべくエントリーすることでダマシを回避しやすくなります。

まとめ

株のスキャルピングでボリンジャーバンドを使用するときのおすすめ設定は、「9」または「10」です。

この設定期間にすることで通常の「20」よりも感度を鋭くでき、スキャルピングのような短期トレードのスピードに適した設定にできます。

ただし、設定期間を短くした分だけ「ダマシ」の発生率が上がります。

そのため、次の4つの方法でダマシに対処していくのが大事です。

  • 他のインジケーターを組み合わせる
  • ミドルバンドとバンドの幅を確認する
  • ロウソク足の分析をする
  • 上位足の分析もする

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