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新規公開株(IPO)の売買ルール

株式の売買の際のルールは、色々あります。例えば、株価では、その日の値幅や呼値、指値で出すのか成行で出すのかなどです。

ただ、車の運転と同じように、慣れてしまえば、意識せずに注文を出しているかもしれません。

しかし、新たに公開される株式は、通常の株式の売買ルールとちょっと異なるルールがあります。

本記事では、そのルールと発注の際の注意点についてご説明します。

新規公開株(IPO)とは

新規公開株は、略称でIPOとも呼ばれています。新規株式公開は、その名の通り新規に取引所に上場する企業の株式のことです。ちなみに、IPOの略は( initial public offering )になります。

新規公開株(IPO)は買えるの?どうやって買うの?

新規公開株式を上場する前に購入することはできますが、購入する場合は、その企業の上場を引き受けている幹事証券でないと購入することはできません。

そのため、新規公開株式の購入は、引き受けの証券会社に口座を開設する必要がありますが、株式の配分は均等に分けられるのではなく、主幹事、副幹事によって、配分数にかなり差があることも多いです。

また、新規公開株の購入を希望している投資家はたくさんいるので、申し込みをしても、全員に配分するには、全然株数が足りないということがほとんどです。

そのため、新規公開株式の配分は抽選や裁量などで決まることが多く、新規公開株を上場前に購入するということはかなり難しいことなのです。

また、新規公開株、購入のために証券口座に口座を開設する手間などを考えると、どうしても欲しい場合は、上場してからの購入の方が良い場合もあります。

余談ですが、新規公開株を謳った詐欺電話が一時話題になり、今もやっているのかもしれませんが、新規公開株の購入の難しさを知っていると、購入ルートなんてあるのがおかしい、すぐに嘘だと見分けられて、騙されることもなくなるのではないでしょうか。

新規上場(IPO)の株式最初の決まりとは

新規上場日の注文の値段範囲と入力範囲ですが、値段が決まっていないため、初値が決まるまでは、公募・売出し価格を元に計算されます。

ただし、通常の値幅とは異なります。初値が決まるまでは、注文の値段は、公募・売出し価格から上限は約2.3倍、下限は約0.75倍(3/4)です。

しかし、注文受付の範囲は、公募・売出し価格から上限は4倍、下限は約0.25倍(1/4)までの範囲で入力ができます。

初値が決まれば、そこからはその初値を基準にして値幅が決まりますので、値幅の範囲外の値段だった場合、注文が失効となってしまうので注意が必要です。

また、値段がつかず、上限の2.3倍まで気配が動いた場合は、その日はそれ以上取引はされず、翌日規制措置が取られて、取引が始まります。

翌日の注文の値段範囲と入力範囲は、初値が決まるまで、上場初日の最終気配の値段から計算されます。(計算の方法は、上場初日と同じです。)

新規上場の発注値幅値段を覚える必要はありません。東京証券取引所で、新規上場日に合わせて、前日に情報が更新され、確認することができます。

ただ、証券会社毎に新規上場株式の決まりがあるので、自分の証券口座で発注する際の注意が必要です。

東京証券取引所 マーケットニュースー新規上場日の初値決定前の気配運用についてー
https://www.jpx.co.jp/news/1031/20200824-01.html

新規公開株(IPO)の特別措置、即日徴収銘柄とは

新規公開株式が、上場した初日に値段がつかなかった場合、売買に関する規制措置が取られます。この規制は、初値を早くつけるための措置なので、初値が決まるまで、規制措置が続けられます。最近では3日間規制が続いた銘柄もありました。

なぜ初値がつかないのかと疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、上場初日の初値がつくまでは、上場前に新規株式を購入した人しか売却できません。そして、上場前に購入した人が必ず、売るとは限りません。

一方、上場前に購入できなかった人は、取引所に上場したことで購入ができるようになります。そのため、売却する人よりも買いたい人の方が多くなる傾向にあり、需給バランスが崩れて、売買が成立しない、つまり初値がつかないということが起こります。

そこで、買い注文に規制を入れ、売買を成立しやすくします。お金を持っている人を優先に注文できるようにします。つまり、口座にお金がないと発注ができない規制を入れ、成行ではなく、指値注文での発注が必要になります。

だから、買いの注文を出す場合は、その時点で口座に現金が必要になります。通常だと、株式の売買は約定日と受渡日が異なるため、受渡日に合わせてお金を用意すれば良いのですが、それだといつまでたっても取引が成立しません。

そうして、今の時点で買える人を絞っていき、取引を成立させやすくします。初値が決定後は、値幅や呼び値の範囲は初値に合わせて計算し直されますが、規制措置は終日有効なので注意が必要です。

まとめ

最後に、新規公開株式の初日におけるルールと規制措置についてまとめてみました。

  • 新規公開株を上場初日に買う場合、値段の範囲、入力の範囲が異なること。詳細は、東京証券取引所のホームページで確認できる。
  • 上場初日に初値がつかなかった場合は、規制措置が入って初値がつくまでその規制措置は続く。
  • 規制措置は、買いの注文になり、成行買いができない、口座に買い付け代金相当額が入っていないと発注できないという措置になる。

新規公開株式情報は下記で確認することができます。参考になさってください

TOKYO IPO
http://www.tokyoipo.com/ipo/detail.php?id=pre&seqid=2696

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