今日のテーマは、「株のデイトレで1日2,000円を稼ぐにはどうすればいいのか?」です。
考え方から手法まで丁重に解説しているため、この記事ひとつで株のデイトレで1日2,000円を稼ぐ方法が分かります。
この記事でデイトレードの稼ぎ方を身につけてください!
目次
株のデイトレで1日2,000円を得るには、毎日勝つという考えを捨てることが大事です。
「どういうこと?」と混乱するかもしれません。しかし、株のデイトレで毎日勝つのはプロでも困難なのです。
その日の相場全体の調子が良ければ簡単に勝てることもありますが、そうでないときは勝ちづらく負けてしまうこともあります。
また、取引している銘柄がまったく動かずに取引時間が終了するなんてことも。
よって、毎日勝つことや1日2,000円を得るなどという目標は現実的でないのです。
ではどうするかですが、それは「平均で考える」のです。
つまり、ある程度の期間集計してその利益が1日平均2,000円になっていればOK。
たとえば、1週間に1万円の利益を上げたとします。
相場は平日しか開催していないため、1万円÷5日=2,000円となります。
そのため、1日平均2,000円の利益を上げていることになるのです。
このように平均で考えていくのがオススメです。
株の利益の計算方法はシンプルにすると以下のとおりです。
利益=(売却株価−購入株価)×売却株数
仮に100円の株を1,000株買って101円で売却した場合は次のとおり。
(101円-100円)×1,000株=1,000円
上記の場合は1,000円の利益が得られます。
この計算方法を確認すれば、1日2,000円を得るための目安が大体わかるかと思います。
先の例なら、株価が102円まで上昇すれば目標達成です。
もしくは購入株数を2,000株にすれば101円までの上昇で目標達成できます。
このように売買益を伸ばすか、購入株数をコントロールするかによって目標利益の計算が可能です。
ここからは、株のデイトレで1日2,000円を稼ぐための手法を解説します。
まず、この手法は「板」を使います。
「板」とは、その銘柄の買いと売りにどれだけの注文が入っているかを表した一覧表のこと
板には「強い板」と「弱い板」があり、次のような特徴があります。
そのため、強い板の銘柄は株価が上昇しやすく、逆に弱い板の銘柄は株価が下落しやすい傾向にあるのです。
この傾向を利用して以下のように取引します。
まずは寄り付き前(株式市場の開始前)の8時くらいから、強い板の銘柄を探しましょう。
強い板とは以下のような買い注文が多く、売り注文が少ない板のことです。
上記のような板の銘柄は買い注文が壁になって株価の下落を防止してくれやすいため、安心して買いやすいです。
さらに売りも少ないため、上値が軽く上昇しやすい傾向にあります。
なお、寄り付き前に強い板を探す理由は取引が開始してしまうと、板情報が刻々と変化してしまうため分析するのに向かないからです。
寄り付き前でも板情報は変化しますが動きはゆっくりであるため、取引開催中と比べたらずっと株価の動きは先読みしやすいです。
このようにして、強い板を見つける作業を8時45分くらいまで行います。
先の手順でいくつか強い板が見つかったと思います。
その中で最も良さそうな銘柄を市場が開催する前に発注しておきましょう。
買ったあと無事に上昇したらあとは利益確定するだけです。
デイトレの場合はあまり欲張らないほうがいいです。展開が早いため、欲張った結果、大幅に利益を減らしてしまうこともあります。
よって、ほどほどのところで決済しておくのがオススメです。
事前に「〇〇円で利益確定する」と決めておくのも良いでしょう。
また、どんなに遅くても9時30分までには取引を終えるようにしてください。
この手法は寄り付きからの勢いを利用しており、それは大体9時30分くらいで終了するからです。
株のデイトレでは以下の3つが大事であるため、確認しておきましょう。
株のデイトレでは事前に銘柄を厳選しておくのが重要です。
株では多くの銘柄で取引可能ですが、すべての銘柄がデイトレに向いているわけではなく、そうした銘柄を分析するのは時間の無駄だからです。
よって、あらかじデイトレに向いている銘柄を厳選しておき、その銘柄のみを分析できる状態にしておきたいのです。
そして、デイトレに向いている銘柄とは以下のようなものです。
流動性のある銘柄とは、活発に売買されている銘柄のこと。「買いたいのに買えない、売りたいのに売れない」と困らない銘柄です。
「売買代金(株価に出来高を掛けたもの)」が高い銘柄や、「出来高(売買が成立した株数のこと)」の多い銘柄が該当します。
値動きがある銘柄とは、株価がよく動く銘柄のこと。
デイトレはその日の内に取引を完結させるため、ある程度の値動きがないと利益を上げにくいです。
そのため、利益を上げられるだけの値動きがある銘柄を選択する必要があります。
こうした銘柄を事前に抽出しておき、お使いの取引ツールの「ウォッチリスト(お気に入り)」機能に登録しておくのがオススメです。
株のデイトレでは手数料を抑えることも重要です。
株では売買手数料が発生します。
取引するたびに、新規売買手数料と決済売買手数料が往復でかかります。
1回の売買手数料は少額であるものデイトレは毎日トレードするため、積み重なってトータルでかなりの金額になりやすいのです。
利益を大きく減らす原因になるため、なるべく減らす努力をしたいです。
デイトレの売買手数料を減らすには、定額プランを採用している証券会社を利用するのがオススメです。
証券会社によっては、「1日の取引額100万円までなら売買手数料無料」などの定額プランがあるため、そうしたプランを利用すれば大幅に軽減できます。
株のデイトレはロスカット基準を明確にしないといけません。
トレードをする前に明確にしておき、なおかつきちんと守らないと大きな損失を出す原因になります。
デイトレは展開が早いため、決断すべき場面で決断しないと損失額が大きく広がりやすいです。
ロスカット基準が曖昧なままでトレードしていると、どこで損切りをするのかあやふやになりやすく、いざという時の決断が遅れたり、判断ミスをしがち。
そのため、ロスカット基準を明確することは非常に重要。
などルールをしっかりきめておきましょう。
注文をするときに、「逆指値注文(現在の価格より不利な株価に入れる注文)」を使って損切りを自動化しておくのもオススメです。
株のデイトレで1日2,000円を稼ぎたいなら、まずは毎日勝つという考えを捨てましょう。
そして1日平均2,000円稼ぐという考えにチェンジするのです。
つまりトータルで稼げていればよく、その平均額が1日2,000円ならなお良いという考えです。
株のデイトレで毎日勝つのはプロでも困難ため、上記のように考えてトレードしたほうがずっと楽でオススメになります。