トレードの中で重要なのは「売買のタイミング」であり、心理的に悩んで判断が鈍ることがないように予めルールを作っておくことが大切です。
ルールがあれば「欲張って売りのタイミングを逃す」「焦ってそろそろ反発するだろうと底値を見誤る」といった損をするリスクが軽減できます。
プロトレーダーこそ、判断がブレないようにマイルールを決めてトレードをしています。
株で勝つための売買ルールの作り方を知りたいですか?
本記事では、心理に左右されない売買ルールの概要説明から、ルールの作り方、株で勝つための代表的なルールを公開します。
まだ売買ルールを持っていないトレーダーは必見です。
目次
株式投資で勝ち続けているトレーダーほど独自のマイルールを持っています。これはスキャルピングやデイトレードの短期だけでなく、中期・長期のトレードにおいてもマイルールの重要性は高いです。
誰もが損をしたくないため、買った株の株価が下がっていく現実を受け止められないことはよくありますが、この心理に左右されてしまうことで、売買の判断が鈍って大きな損失を出してしまう可能性も否めません。
株で勝ち続けるためには、市場がどんな値動きをしようと的確な判断が重要であり、収益を積み上げているトレーダーほどマイルールを大切にしています。
ルールはどのように作ればよいのでしょうか。
最初はいろいろなトレーダーのルールを参考にして、真似をして始めてみるのが良いでしょう。最初から自分にピッタリ合うルールが見つかることはないため、ベースとなるルールで始め、少しずつ調整しながら、独自のルールを完成することがおすすめです。
適切なルール通りにトレードできるようになると、例え勝率が3勝7敗になったとしても、収益としてはプラスに残すことができます。
株で勝つためのルールには「買いのルール」と「売りのルール」があります。
それぞれのトレードの狙いや考え方によっても変わりますが、「買い」と「売り」でそれぞれ3つの代表的なルールを公開します。
こちらのルールはほんの一部のルールであり、いろいろと経験していく中で、ルールを増やしたり修正したり調整をしていくと良いでしょう。
「買い」の中で一番重要なポイントになります。
「買いが出遅れた場合は諦める」「前場・後場終了間際でポジションをとれない」など、自分で難しいなと感じるタイミングは、最初からポジションをとらないと決めてしまうこともリスクを軽減するやり方です。
「上昇トレンドの中で下落したタイミングを狙う」というように、高値掴みをしないようポジションをとるルール決めができると良いでしょう。
銘柄を探している時に、大きく上昇している銘柄や、注目度の高い銘柄が気になりますが、情報が多いと他人の意見に流されてしまうこともよくあります。
ブレずにしっかりとした理由を作り、「上昇トレンドであること」「PER・PBRの基準数値を決める」「赤字決算の企業は避ける」など、銘柄を選ぶ基準を決めておくと良いでしょう。
ポジションをとった後に株価が下がってしまったら、なんとか取り戻そうとナンピン買いを考えるのが人間の心理。
しかし、ナンピン買いは非常にハードルが高い手法でありリスクが大きいです。ナンピン買いをしない等、手法を決めることも大切なルールでしょう。
損切りのルールは非常に重要で、多くの投資家が決めているルールのひとつです。
例えば、5%損失がでたら損切りする、節目を割ったら損切りするなど、損失を大きくしないよう株を買う前に決めておくと安心でしょう。
まだ上がるだろうと欲をかくと、株価が下がってしまうこともよくあることです。
利益確定は収益を上げるために重要なポイントであり、損切り同様に5%上げたら売る、節目にタッチしたら売るというようにルールを決めておくと判断に迷い売り時を逃すこともありません。
決算発表の前後は、株価が大きく乱高下する可能性が高いです。
思惑が強すぎるとリスクが高いため、よほど自信が無い限りは株を売っておいた方が良いでしょう。決算発表後に買いで入っても、間に合うケースは多々あります。
株で勝つためには冷静な判断が必要であり、売買ルールを決めておくことは大切です。
今回公開した代表的な売買ルールを始め、いろいろなルールを取り入れ、最終的に自分のトレードに合うルールを作り上げていけると良いでしょう。