投資のやり方は収入や資産によって異なりますが、株式投資をしている人が平均でどれくらいの投資額を使っているか気になりませんか?
もちろん、投資である以上リスクは付きものですが、多くの額を投資する方がリターンも大きいのが投資。自分の投資額が多いのか少ないのか、正しいのか間違っているのかは誰もが知りたいことです。
本記事では収入によって異なる投資額のバランスや、平均投資額についてご紹介します。
目次
株式投資は100円からできる時代となり、証券会社によってはポイントで株式投資をすることも可能です。100円の場合は投資信託になりますが、通常の株式でも1万円あればいくつかの銘柄から選ぶことができます。
株式投資のハードルが低くなり、株式投資が身近なものとなったため、サラリーマンやパートの主婦であっても投資をしやすくなりました。
専業トレーダーとして生計を立ている方は投資額は大きいことはいうまでもありませんが、一般的な個人投資家の投資金とご自身の投資額と比べてみましょう。
日本証券業協会による2019年7月5日~7月11日の調査期間で、証券保有者5,000人の有効回答が発表されました。結論から言うと、投資額1,000万円以下が約80%を占めます。
調査対象者の平均年収は425万円であり、一番多い投資額帯は100万円~300万円となりました。
年代別で見ると500万円未満の割合は、40代50代ともに50%、60代は70%~80%を占めています。
とはいっても、投資額は収入とのバランスが重要で、無理をして投資額に回すことは危険です。投資は必ずしもお金が増えると約束された方法ではないため、余ったお金を全て株式投資に回すのではなく、貯金とのバランスを考えて決めましょう。
単身者、一人暮らし、家族世帯など各ご家庭で生活環境は異なりますから、収入と基本的な毎月の支出、貯金を差し引いた無理のない部分で投資をすることをおすすめします。
いきなり300万円、500万円といった高額投資ができなくても、毎月の積み重ねで投資額を上げていけると良いでしょう。
「なかなか投資に回すお金がない。」「投資に回しているけどお金が増えない。」という意見も多いでしょう。投資に回すお金は100万円~300万円が多いとはいえ、各ご家庭の生活スタイルによって変わってくるのは仕方のないことです。
例えば、全国消費実態調査では35歳未満一人暮らしの方の収入が、男女平均で手取り約22万円とされています。そこから住居費や食費、光熱費、その他支出を差し引くと5万円相当が残る平均値です。
その分を貯金と投資に分配して、少しずつ投資額を増やしていければ、サラリーマンやパートの個人投資家でもまとまった投資額に持って行けるでしょう。
では、どれくらい投資すればどれくらいにできるのか。多額のお金を投資に回してもお金が増えるわけでなく、資金の運用の仕方を考えなくてはいけません。
投資額が増えると同時に考えたいのが、資金をいくつかに分けて投資する「分散投資」です。分散投資を上手くしている人ほど、損失のリスクは少なく、手堅く利益を残しているケースがあります。
このように投資方法は、投資家によってさまざまな考えがあり、投資額が多いほど細かく管理していく必要があります。
投資額はそれぞれの生活環境によって異なるため、自身の投資額が平均より少なければ、もう少し投資額を増やせるように収支を見直そうかなというキッカケになります。
とはいっても、投資額を多くすれば必ず儲かるというわけではなく、投資の仕方の枠が広げることが大事です。
投資額の平均を参考に、自身の収支バランスや投資額を見直してみることがおすすめです。