株式投資を始めるには株の売買タイミングと取引時間帯を知っておく必要があります。
確実に株式市場が開いている時でないと株の売買は行うことができないからです。
ここでは新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす長い時間を活用し、株の売買タイミングと確実な取引時間帯の知識を学んでいきましょう。
また、初めて株式投資を行う方に向けて実際に使える株の売買ルール作りも解説していきます。
目次
株式投資は国内や海外も含め、各証券取引所により様々な取引時間帯が設定されています。
近年ではスマートフォンの普及により各証券会社やネット証券を利用することでほぼ24時間、株の売買注文を入れることが可能です。
日中に仕事を行うサラリーマンやOLでも株式市場の取引時間帯を確実に知ることで株の売買タイミングを計ることができます。
ここでは国内に存在する4つの各証券取引所の取引時間帯とアメリカ・ニューヨーク証券取引所の取引時間帯を解説していきます。
日本国内には東証と呼ばれる東京証券取引所や名古屋、福岡、札幌と各地に証券取引所が存在します。
また各証券取引所には市場があり東証では一部や二部、新興市場のマザーズやJASDAQ(ジャスダック)など名古屋には名証一部や二部、新興市場のセントレックスあり、福岡には新興市場 Q-Board(キューボード)、札幌では新興市場のアンビシャスと一般市場以外の取引を行うことができます。
前場:午前9時~11:30分まで、後場:午後12時30分~15時まで
前場:9時~11時30分まで、後場:12時30分~15時30分まで
国内株式市場の動向は海外市場であるアメリカ・ニューヨーク株式市場の影響を受けやすい傾向があります。
その為に株式投資を行うにあたり事前に海外の株式市場の動向を確認しておくと良いでしょう。
現地時刻9時30分~16時までが株の取引時間帯になり、日本時間では深夜23時30分~翌日の朝6時までがニューヨーク証券取引所の取引時間帯になります。
アメリカのサマータイム期間中は1時間早く、深夜22時30分~翌日の朝5時までが取引時間帯です。
株式取引を行う際は事前にアメリカ・ニューヨーク市場の動向を確認することで国内株式市場の値動きや方向性が掴めると考えられています。
日本国内市場の動向や値動き、方向性を掴むことができる「日経平均先物」などは国内取引時間帯以外で売買されています。
日経平均先物はその日の日経平均株価と連動し、ニューヨーク市場では朝8時(日本時間)シンガポールでは8時30分(日本時間)、日本では8時45分から取引が開始されます。
取引時間帯以外で株の売買を行うには大手証券会社が運営するサイトを通じたネット取引や株の売買が可能なアプリを提供するネット証券会社を利用することで24時間、株の売買注文をすることが可能です。
ただしリアルタイムに注文処理が行われるのは証券取引所が開いている時のみになります。
取引時間以外での注文処理は翌営業日の注文として扱われます。
証券取引所の取引時間外以外に設けられた私設システム(PTS)を利用する取引です。
主に国内ではジャパンネクストPTSやチャイエックスPTSが用意され、ネット証券を利用することで取引所を通さず有価証券を取引することができる仕組みになります。
8時20分~16時まで
18時~23時59分まで
国内の証券取引所はほぼカレンダー通りに動いており、取引所の休場日は主に週末の土日や祝日、年末年始のみです。
年末年始の休場日は12月31日~翌年1月3日までになります。(ただし年末年始は土日を含まない場合に限ります。)
株の売買タイミングはとても重要と言われ、その中でも保有株を売るタイミングはより重要です。
保有株の売るタイミングを計ることは最終的な損益に繋がり株式を売却した時に決まります。
大きな損失を発生させないためにも株の売買タイミングを学んでおきましょう。
株を購入する際には予め目的を決めておくことが大切です。
例えば株の保有期間や目標株価を決めておけば、いつ頃どれくらいの株価になったら保有株を売却すれば良いか把握することができます。
保有株の売却タイミングは実際に保有する期間や目標株価になったら売却することが一つの基準になっています。
例えば短期や中長期間の保有期間を決めて株を購入した場合は期間中に目標株価になったら売却します。
初心者の場合は銘柄の状況次第で目標株価より値上がりすると考え、保有株の売却タイミングを逃してしまうケースが多々あります。
大きな損を発生させない為にも最初に決めた目標株価で売却することが重要です。
損切りとは保有株が損失を発生している場合に被害を最小限に抑える売却方法です。
特に短期的に保有する株の売却に必要な方法で大きな損失を防ぐことができます。
株を新たに購入する際、自ら損切りのルールを設けておきましょう。
例えば保有株の損失が10%になった場合はすぐに売却し損切りを行います。
新型コロナウイルスの流行により自宅で過ごす間、株の売買タイミングや取引時間帯を学び知識を増やすことでさらにより良い株式投資が行えるようになります。
世界各国の株式市場の取引時間帯を活用し様々な銘柄を売買することが可能です。
また国内にある4つの証券取引所の取引時間を知ることで日中に働く人々でも気軽に株の売買が行えるようになります。
国内外の株式市場は取引時間外でも株の売買注文を入れることは可能です。
株の売買タイミングを知って実践することで大きな損失が防げます。