株式会社ソーシャルインベストメント

低位株でテンバガー銘柄選びをする極意

株式市場でテンバガーという言葉をよく耳にしますがテンバガーとは、
野球用語に由来しています。

バガーとは野球のヒットのことで、
1試合で10(テン)ヒットするほど急激に成長している銘柄
という意味で使われるようになりました。

簡単に言うと株価が短期間で10倍に跳ね上がる株のことを言います。

例えば10万円で買った株が、短期間に100万円になるということです。

特に毎年現れるテンバガー銘柄のうち、
低位株からテンバガーを達成する銘柄が数多くあります。

そこで、低位株とテンバガーの関連性について検証してみることにしました。

目次

低位株とテンバガーの関係について

過去のテンバガー銘柄を検証してみると幾つかの共通点があります。
以下にその共通点をご紹介しておきます。

  • 時価総額が300億円以下
  • 上場市場はJASDAQ、マザーズ、東証二部
  • 上場から10年以内の企業
  • PER100倍未満

このような条件の下で株価が急上昇する銘柄は
1株100円~500円の低位株であることが多いようです。

1株1,000円の株がテンバガーになる為には、
株価が10,000円にならなければなりませんが、
1株1,000円の企業はある程度成熟しており、時価総額も高く、
値動きも重いためテンバガーになる事は非常に難しいと考えられます。

半面、1株100円の低位株であれば、
たった900円の値上がりでテンバガーを達成する事ができます。

低位株の長所と短所

低位株の長所はやはり値動きの良さにあります。

株価1,000円の企業と株価100円の企業では、
同じ10円の値上がりをした場合でも上昇率に大きな差が出るため
低位株をタイミングよく売買することで短期間に資金を得ることができます。

つまり、低位株の方が効率よく利益を上げられることになります。

半面、値動きが良いため万が一売買のタイミングを誤ると
短期間のうちに大きな損害を被る可能性もあります。

それを防ぐ方法として「いくら下げた場合は損切りする」という
ロスカットラインを設定して低位株に投資をする必要があります。

また、上場企業の中には2ケタの超低位株も存在します。

投資家の中にはこのような超低位株が大化けする可能性を狙っている投資家も
たくさんいます。

もちろん超低位株はさらに株価が下落したり、倒産のリスクが伴います。

しかし業績の改善や新規開発をきっかけにして突然上昇に転じることもあるので、
投資家からは人気の高い銘柄といえます。

テンバガー銘柄の見つけ方

2000年から2015年までの間に、なんと300近い企業がテンバガーを達成しています。
一年間で計算してみると約20銘柄のテンバガー銘柄がでている計算になります。

要です。
身近なところにこそテンバガーのヒントが隠れているものです。

ユニクロの例が一番わかりやすいと思います。

日本を代表するテンバガーといえば、9983ファーストリテイリングです。

1998年11月のユニクロ原宿店オープン当日、開店前に買い物客の大行列ができました。

当時のユニクロを象徴する「フリース」が、オープンと同時に飛ぶように売れていき、
ひとり3枚や5枚といった様子で、次々に買っていく様子をニュース等で見た記憶が
今でも鮮明に残っています。

それと同時に、あの時、ファーストリテイリングの株を買っておけば良かったと
今になって後悔しています。

ファーストリテイリングの株価は、1998年の安値から、2015年7月までに
約230倍超に上昇しました(株式分割・統合など調整後の株価で算出)。

また、テンバガー銘柄を探すなら東証一部に上場している安定した大企業ではなく、
東証二部やマザーズ、ジャスダックなどに上場している中小企業に狙いを絞ることも
一つの手法として挙げられています。

中小企業で低位株というだけなら、株式市場には沢山あります。

その中からテンバガーというお宝銘柄をスクリーニングする方法は、
今後のトレンドに上がりそうなキーワードを探すことが重要になります。

以下にテンバガー候補になり得る条件についてご紹介します。

  • 企業同士の統合や合併
  • 政府が打ち出した政策
  • 気候や天候
  • 話題に上がりそうな商品の情報
  • 人気タレントの化粧品やグッズの口コミ

日頃からニュースや情報に敏感になっておくことは投資家にとって常ですが、
テンバガー銘柄を狙うなら現在のトレンドに敏感になるだけではなく、
さらにもう一歩先の流行まで予測して投資をしていく必要もありそうです。

テンバガー銘柄への投資手法

テンバガー株の特徴は爆発的な急上昇にありますが、
同時に注意しなければいけないことは急激な株価の下落です。

多くの投資家が利益確定に動き、売りに転じるためです。

株価が上昇しているからといって「まだまだ上がるかも」と欲を出すと、
売りどきを逃し利益を減らしてしまいます。

そうなる前に利益確定のタイミングを見計らうのは投資家の基本です。

テンバガーといっても、長い期間をかけて株価を10倍以上に成長してきた銘柄や、
1年足らずでテンバガーになった銘柄など、いろいろな銘柄があります。

短期間でテンバガーになる銘柄は、次の業種であることが多いです。

最もテンバガーになりやすい業種は、情報・通信・IT関連を取り扱った
ベンチャー企業等です。

3778さくらインターネットはインターネットサービス事業、
データセンター事業を行うIT企業です。

2015年の初旬は株価130円台の低位株でしたが、テックビューロ株式会社と業務提携し、
独自に開発したクラウドを法人向けに無料で提供することを発表すると株価が急騰。

2016年1月には最高で2,000円を上回りました。

その他にも
4667アイサンテクノロジー、
3853インフォテリア、
4783日本コンピュータ・ダイナミクス
などが挙げられます。

IT関連企業は急成長株として目が離せません。

ベンチャー企業は時代の流れやトレンドをつかむ能力が高く、
顧客のニーズを的確に把握することで、急成長を遂げる可能性が最も高いと言えます。

そう言った銘柄に的を絞って投資していくことも一つの手法として考えられています。

まとめ

テンバガーのような短期急騰銘柄をみつけるためには、500円以下の低位株や
100円以下の超低位株を狙うことが近道となります。

その際、万が一の下落リスクを最小限に留めるべく、
損切りなどの徹底したルールと判断力は必要となります。

相場状況を見極め、それに応じた柔軟な投資を心がけることが必要です。

低位株、超低位株と密接な関係にあるテンバガーの特性を把握したうえで
今後の投資判断に活かしていきたいものです。

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