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株式スクリーニングで急上昇する銘柄を見つける条件

株式投資は銘柄選びが重要です。上昇トレンドの銘柄を見つけて、株価が10倍にもあがるテンバガー銘柄を見つけることが株式投資の醍醐味とも言えるでしょう。

しかし、そのような銘柄をどうやって見つけたら良いか、そんな簡単に見つかるのもではありませんが、そのような銘柄選びで活用できるのが「株のスクリーニング」です。

本記事では株式のスクリーニングで急上昇する銘柄を見つける条件をご紹介します。

目次

株式投資のスクリーニングとは

まず最初に株式のスクリーニングとは、さまざまな条件を指定して多くの数の株式の中からふるいに掛けて銘柄を絞ることです。

株のスクリーニングの検索条件には、PER、PBR、ROE、配当利回りなどの項目があり、データから判断される銘柄が絞られます。

「企業価値としてもっと高い株価であるが、まだ値上がりしていなく割安感がある」「決算の上方修正の可能性や業績が好調で、成長性がまだある」というような銘柄をデータ上で判断するため、細かくチャートで見づらい部分を数字で判断することが可能です。

スクリーニングするシステムは、楽天証券やSBI証券といった証券会社のサイト、またはYahoo!ファイナンスやトレーダーズウェブ銘柄スクリーニングなどの株式投資サイトから無料で使うことができます。

それぞれのスクリーニングツールによって検索項目や表示が異なるため、いろいろなスクリーニングを使ってみてください。

株式スクリーニングで急上昇する銘柄を見つけるポイント

スクリーニングツールを使って急上昇する有望株を見つけるあたり、注視するポイントをご紹介します。

株式には企業の時価総額によって、大型株・中型株・小型株と3つに分かれます。その中で大型株というのは、特別割安感があるということは少なく、主に中型株・小型株に割安感や成長性などが秘められています。

ひとつの目安ですが、時価総額300億円以下で中型株、20億円以下で小型株にスクリーニングが可能です。スクリーニングで絞り込む際に指標となるのが、「PER」「PBR」「ROE」です。

①PER:株価収益率

1株あたりの利益から株価の割安性を判断する指標です。PERが低い数字ほど1株あたりの利益が少なく、割安感があることになります。 株式全体で見ると、PERの平均値は16倍前後であり、目安としては10倍以下だと「割安なので買い」という判断ができます。

②PBR:株価純資産倍率

PERと同様にこちらも割安感を示す数字で株資本から株価の割安性を判断する指標です。PBRは1株あたりの純資産であり、数字が低いほど割安感があります。 数字が1倍だと純資産と株価が同等ということになり、1より高いと割高、1より低いと割安という数値です。

③ROE:自己資本利益率

ROEとは株主資本利益率を指し、株主からの出資金に対して利益を上げている割合の数字です。こちらは高い数字ほど、出資金を効率よく活用し大きな利益に繋げているということがわかります。成長性や割安感はもちろん、優良銘柄としての指標になるので注視してくと良い項目です。3%前後が一般的な数値とされており、目安としては5%以上だと「買い」という判断ができます。

このような項目に条件をつけてスクリーニングすると、厳選された銘柄が出てきます。

ただし、これに当てはまる銘柄であれば、どれでも良いというわけではありません。スクリーニングの後の最終的な判断は、しっかりと企業のチェックをする必要があります。

  • 利益がしっかりと伸びているか
  • 現代、将来性として注目度のあるビジネスモデルや取扱商材、サービス
  • 他にはあまりない独自性の事業、ユニーク性の有無

このような視点から企業の詳細を見てみると、より狙える銘柄が絞れます。

楽天証券の「iSPEED」でスクリーニングをやってみます

先述した3つの指標は、インターネット、専用ソフト、スマホのアプリなど様々な媒体で確認できます。今回は、楽天証券の「iSPEED」というアプリで先ほどの指標を確認していきます。

まずは「スーパースクリーナー」を選択します。

すると、さまざまな検索条件による銘柄の検索ができるため、ここでさきほど解説した「PER」、「PBR」、「ROE」を条件追加によって、検索条件として追加します。


すると、投資金額等の条件項目の下に、新たに追加した項目が出るため、さきほどご紹介した目安数値である、「PER<10」、「PBR<1」、「ROE<5%」という条件をそれぞれに入力します。

すると、下の検索に(137)という表示がでます。つまり、この条件では137もの銘柄がピックアップされたということです。もちろん137件すべてをみても良いですが、もう少し絞りたいと思えば、それぞれの条件をさらに厳しく設定するか、投資金額など他の条件で絞っていくのが一般的です。

もちろん、このスクリーニングによって銘柄をある程度絞り込めますが、これだけでは売買判断出来ません。銘柄を絞り込んだ後に「出来高を伴って相場が上昇していきているか?」など、最終的に購入する銘柄を決めていくべきです。

まとめ

数多くの銘柄から上昇が狙える割安株・成長株・有望株を見つけることはとても大変です。

だからこそ簡単に銘柄を絞りこむことができる株式スクリーニングツールが重要です。

今回は「PER」「PBR」「ROE」を使った絞り込み方法を解説しましたが他にもさまざまな方法があります。

スクリーニングをうまく活用して、急上昇株やテンバガー株を見つけましょう。

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コメント (1)
  1. 山田 依子 より:

    とてもわかりやすいし、初心者にとてもはんたあがしやすいです。有難う御座います。どうしても、一人でするから、判断の基準が明確なのを
    探していました。

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