株式会社ソーシャルインベストメント

【配当金生活】高配当の銘柄が多い米国株とは

1989年に我が国の日経平均株価は40,000円近い価格で推移していました。しかし、現在の日経平均株価は30年前の約半分の20,000円程度の水準で取引がされています。

一方、NYダウは何度かの危機が起こって下落はしますが、その都度回復して、最高値を更新するなど、高水準まで上昇しています。日経平均株価とNYダウの株価チャートを30年前から現在に至るまで比較してみるとNYダウの回復力が一方的に勝っています。そうした状況を踏まえ金融関連の専門家から米国は経済の将来期待が高く、運用先として有望という声をよく耳にします。

米国株投資に関して、投資家の中では海外の株式投資ということで敷居が高いイメージがあります。しかし現在はネット証券などを利用すれば日本株と同じように容易に取引が可能になっています。ぜひこの機会に米国株投資の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

目次

米国株を買うための基礎知識

米国株投資に興味を持ち取引をしてみたいという投資家のために日本株との取引方法の違いや米国株投資のデメリットについてご紹介しておきます。

【米国株投資を始めてみよう】

外国株式取引口座といっても、アメリカ国内の証券会社の口座を開設する必要はなく、日本国内のネット証券会社が外国株式取引口座を提供してくれています。以下の何れかの証券会社の口座を持っていれば、簡単な申請で米国株取引を始めることができます。

・SBI証券
・マネックス証券
・楽天証券

【日本株と米国株の違い】

株式の売買方法は概ね日本株の売買と同じルールですが、少し違いがあります。取引単位について日本株は100株単位のように単位株数での売買が主流ですが米国株は1株から購入が可能です。1株から購入可能ということは少額から米国株を購入できるということです。手数料を気にしなければ1万円もあれば十分購入可能です。

【米国株のデメリット】

米国株にも幾つかのデメリットが存在します。米国株は情報面や為替、手数料など日本株に投資を行うよりも不利になる点が多くあります。特に手数料については各国内のネット証券会社で異なりますが凡そ5米ドル(最低手数料)程度の会社が多いようです。国内株式投資の手数料がかなり安くなっている昨今、1回の売買手数料が日本円で500円超というのは少し高く感じられます。この手数料体系では1株から購入できる米国株といえども小額での売買は少し厳しいように思えます。

また、米国株の配当金を受け取る場合、配当金の額に応じた税金を納めなければなりません。株式投資では、証券会社で口座を開設する際に、特定口座を選択することができます。米国株の配当金においても税金は自身で確定申告する必要がなく、証券会社が源泉徴収した残りの金額が、配当金として支払われます。しかし、米国株の配当金からは、日本国内での源泉徴収分だけではなく、米国内での源泉徴収分も二重に課税されてしまいます。

米国株の魅力に迫る

成長が続く米国、その原動力は人口増加と言われています。日本は人口減少という将来不安を抱えていますが、アメリカは先進国の中で例外的に人口が増え続けると予想されています。米国株式も人口増加の中、衰退することなく更なる成長が期待されています。

また、米国株式では投資対象が豊富で優良企業やETFが満載です。グーグル・アップル・アマゾン、ディズニー・マクドナルド等、世界トップクラスの優良企業がひしめき合っています。また、ETFも種類が豊富なので投資対象に困ることはありません。

もう一つの魅力は米国市場の取引時間にあります。サラリーマンなど日中働いていており、日本の市場時間では取引がリアルタイムにできない方も、米国株なら仕事が終わった後の夜にでも取引に参加することができます。

米国の取引時間は9:30~16:00に統一されています。
米国の夏時間(サマータイム)の場合、
日本時間では、夜22:30 ~ 朝5:00になります。
米国の冬時間(標準時間)の場合、
日本時間では、夜23:30 ~ 朝6:00になります。

米国株の配当金事情

米国株の魅力は何と言っても高配当の銘柄が多いところです。50年以上も増配し続けている企業もあります。そのため、配当を長期的に貰い続ける目的で米国株を購入する投資家も増えています。企業の配当の高さは日本企業とは比べ物にならず10年以上も増配を続けている企業が多数あります。

また、米国株は日本株と比較して高配当の銘柄が多く存在します。NYダウと日経平均の予想配当利回りを比べても、その差の大きいことがわかります。

・日本株平均配当1.98%
・NYダウ平均配当2.30%

米国企業は、株主還元を重視した経営方針のため、日本企業のような株主優待制度はありませんが、現金で株主に還元している企業がほとんどです。また日本企業の年2回の配当とは違って、四半期ごとに配当を行う企業が多いので、米国株の方が配当金の資金効率も良くなります。年間4回も配当金を貰えるということは配当月の違う3銘柄を購入することで毎月配当金を貰うことも可能になります。

目指せ米国株で配当金生活

米国株は10年以上も増配を続けている企業が沢山いることをご紹介しましたが、この事実の裏を返せば10年間安定的に配当金を貰うことができたということになります。つまり、配当金が貰える金額が安定しているので配当金を確実に再投資に回すことができます。その配当金を利用した投資法についてご紹介します。

米国株の高配当株に投資をします。その企業より受け取った配当金を再投資に回していくことで、資産を増やしていきます。配当金を利用した再投資では、高配当株から受け取った配当金を保有銘柄に再び投資して株数を増やしていきます。再投資された配当金は、更なる配当金を生み出すことになり複利効果が生じます。

米国株式の高配当株における複利の運用を期待する場合に最も重要な事項は「配当利回りの高さ」と「配当の継続性」の2点があります。現時点で高配当の株式であっても、数年後に減配や無配となってしまっては、意味がありません。配当金の再投資においては、安定的に継続して配当を支払える企業を選定することが重要な条件となってきます。

米国株には、配当利回りが2~3%を超えていて、30年以上増配を続けている優良企業が多く存在します。初めて米国株式に投資を考えている投資家はこうした優良企業への投資を検討してみてはいかがでしょうか。世界を市場として長期的に事業を拡大している企業、更に成長を続けるアメリカ企業に投資をすることで、資産を増やすチャンスを大きく広げることができ、やがては配当金生活を実現することができます。

まとめ

米国株投資がどのようなものか、ご理解いただけたでしょうか。また、配当金を定期的に貰いながら複利の運用で自分の資産を増やしていけるのも米国株式投資だからこそ可能性を秘めています。

米国株への投資は、やってみれば本当に簡単です。しかし、やらなければ一生分かりません。米国株投資は将来性もあり、有望な投資先だと思いますが、デメリットや注意点を理解することで、投資に対して適切に判断しながら時間を長期的にとらえて楽しみながら投資をしてみてはいかがでしょうか。

【無料プレゼント】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)