株式会社ソーシャルインベストメント

今さら聞けない資産運用の基本“分散投資”の重要性を学ぶ!

年金・退職金の減少、医療費の負担増……
私たちを取り巻く老後は決して安泰とは言えません。

加えて、親の介護、子どもの教育費、住宅ローンなど、
避けられない出費が目白押し。

とは言え、セカンドライフはのんびりと豊かに過ごしたいものです。

そのために必要なこと、それはズバリ「資産づくり」。

資産が多い少ないに関わらず、資産運用の基礎知識は少なからず備えておきたいものです。

資産がある方はより効率的に増やし、
資産があまりない方や貯蓄が苦手な方は、支出を見直し、計画的な方法を考え、
これから資産づくりを始めましょう!

ここでは、資産運用の基本と言える“分散投資”についてご紹介します。

目次

「リスク」と「リターン」の関係を知る

資産を増やすために貯蓄したり投資したりすることを資産運用と言いますが、
資産運用を始める前に「リスク」と「リターン」の関係を正しく理解しておくことが必要です。

資産運用におけるリスクとは、単純に“危険”という意味ではなく、
将来のリターンに対する“不確実性”のことを言います。

「リスクが大きい」とは、運用商品の価格が将来的に大きく下がる可能性があることを指します。

一方、リターンとは、資産運用することで得られる“利益”のことをいいます。

どんな金融商品にも必ずリスクとリターンの両方があります。

一般的に高いリターンを求めればリスクも高くなり、
低いリスクを求めればリターンも低くなるという関係となります。

「ハイリスク・ハイリターン」は、リスクは大きいけれど利益が大きいこと、
「ローリスク・ローリターン」は、リスクは小さいけど利益も小さいという意味であり、
リスクとリターンは密接に関わっていることがわります。

リスクの正体は?

では、「リスク」とは具体的にどのようなことでしょうか。

主なリスクの種類は下記の通りです。

【信用リスク】
株式や債券を発行している会社が倒産したり、利子の支払いなどを滞ったりするリスクです。

【価格変動リスク 】
世界情勢や経済環境、為替、株価、商品市況などの状況によって価格が変動するリスクです。

【為替変動リスク 】
外国為替レートの変動により、外貨建て資産の価値が変動するリスクです。

【カントリーリスク 】
投資対象とする国の信用リスクです。主に投資の対象を海外に広げた場合発生します。

【金融変動リスク 】
金利の変動によって資産の価値が変動するリスクです。

リスクを軽減するために一つのカゴに盛らない

資産運用の世界において、有名な格言があります。

それは「卵は一つのカゴに盛るな」という教えです。

例えばあなたが今、持っている卵を全部ひとつのカゴに盛っていたとします。

そして、それを落としてしまった場合、どうなるでしょうか。

すべての卵が割れてしまうかどうかは定かでないにしても、
すべての卵がダメージを受ける可能性があるわけです。

しかし、卵をいくつかのカゴに分けて盛っていたとします。

一つのカゴを落としてしまっても、ほかのカゴの卵は当然無傷のはずです。

つまり、資産運用のためには、
特定の、ひとつの商品だけに集中投資するのではなく、
リスクを分散するために複数の商品に分散するべき、
ひとつのカゴに盛るべきではないという教えです。

分散投資の種類と方法

投資を分散させるためにはどのような方法があるのでしょうか。

大きく3つの考え方があります。

商品分散(資産分散・銘柄分散)

さまざまな金融商品を分散して持つことであり、
資産の種類や銘柄の分散でリスクを低減する方法です。

主な資産・金融商品としては、
「現預金」「株式」「債券」「不動産」などがあります。

この中のどれか、例えば株式投資だけに偏らず、
債券投資や預貯金を組み合わせること。

株式投資にしても、同業種に偏らず購入することです。

地域分散

円に偏った資産は円高の時には有利ですが、
円安になると資産がマイナスに転じてしまいます。

通貨は円だけではありません。

米ドル、豪ドル、トルコリラ、南アフリカランドほか色々あります。

通貨を分散させる「通貨分散」を含め、
さまざまな国や地域の株式・債券・通貨に分散して投資することで
リスクを低減する方法です。

時間分散

同じタイミングで大きな金額を一度に投資するのではなく、
投資期間や投資時期などの時間を分散し、投資リスクを低減する方法です。

例えば給料日に1万円ずつ投資する(毎月決まった時期に買い増しする)という方法があります。

万能ではない!分散投資のデメリット

「分散投資」は知っておくべき重要なことですが、
必ずしも万能ではありません。

集中投資に比べて増え方が遅く、
管理に手間やコストがかかるというデメリットがあります。

また、金融商品には売買手数料がかかるため、
複数の資産を定期的に少額購入している場合は注意が必要です。

まとめ

自らの資産状況に合わせた資産運用における分散投資は知られつつありますが、
それだけに近年では「分散させすぎる」失敗もあるようです。

元手が大きい場合には、集中投資と分散投資の使い分けが有効な場合がありますが、
少額資金で運用を始めるなら分散するにも限界があり、
結果的に手間やコストがかかってしまい、
むしろ無駄だったという結果に終わることもあります。

そうしたデメリットはあるものの、
資産を安定的に増やすために「分散投資」のことを知っておくことは重要です。

分散の種類と方法を考えながら、
自分の資産や収入に応じて相応しい資産運用を始めましょう。

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