デイトレで勝つために必要なポイントはいくつかありますが、その中でも必要不可欠なものが「チャートの分析」です。
勘や思い込みで何となく勝てたとしても、そう長続きはしないでしょう。
しっかりとチャート分析で勝てることが、今後の勝率にも大きく影響することは間違いありません。
デイトレで勝つために、チャートを分析するポイントをご紹介します。
目次
株価チャートには、売買のポイントを示すさまざまな指標が表示されています。
「ローソク足」や「移動平均線」、「出来高」などチャートの情報を読むことで、デイトレの勝率や収益率などにも変化が出てくるでしょう。
株価チャートの中心でもあるローソク足は、デイトレの場合「日足」と「分足」を重点的に見ます。
「日足」は短期トレンドを読むための指標であり、「分足」は1日の中の値動きを判別。
例えば日足が上昇トレンドを表している場合には、ある程度安心感のあるトレードができます。
最終的に大きく下げる心配は少なく、リスクが低いと考えて良いでしょう。
そのような場合には分足が下げている時が、「買い」のエントリーポイントです。
下げ止まりを判断してポジションをとれば、収益率も高くとれる可能性があります。
ただし、日足が急上昇している場合には、反発で急降下の可能性もあるので注視してトレードすることが大切です。
ローソク足の値動きと同様に、ローソクから出ている棒状の柱「ヒゲ」も重要なサインです。
ヒゲの長さによって、その時の値幅感や売買の勢力関係を知ることができます。
このような情報から、1日の上値や底値という読みができるようになります。
「分足」「日足」のローソク足読みと合わせれば、デイトレの読み方は的確なものとなるでしょう。
移動平均線は、指定した期間の終値の平均を線状でグラフにするものです。
一般的には「短期線」「中期線」「長期線」の3本で表示され、ローソク足で判断しきれなかった場合に役立つ指標。
移動平均線を読むことで、3つのポイントが確認できます。
移動平均線はトレード中を始め、狙いを定める銘柄選びに大きく役立ちます。
基本的には「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばい」の3つに分かれ、短期線で上下の波をうっていても、中期線で上昇ラインを描いていれば、大きなリスクはないでしょう。
この移動平均線をローソク足の分析に絡めると、よりチャートの読みがしやすくなります。
ローソク足の日足が下降トレンドに入っていましたが、短期移動平均線の上で下ヒゲをつけて終了した場合、上昇に転換する可能性が高くなるでしょう。
反対に、上ヒゲをつけて短期移動平均線を下回った場合には要注意が必要なポイントになります。
移動平均線の短期・中期・長期がゴチャゴチャに混ざっている場合もあり、そのような場合はトレンドが読みにくいため、ポジションを避けた方が良いでしょう。
チャート分析ができた後は、売買のタイミングです。
ローソク足、移動平均線ともに上昇が見られる場合には、積極的に買いポジションを入れて、欲を欠かずに利益確定を進めていくと良いでしょう。
上昇トレンドでも1日の中で、上下運動が起こるため、下がってきたタイミングでまたポジションを入れて売買を繰り返すことも手堅い手法です。
日足が下降トレンドの場合でも、1日の中で上下運動はあるためデイトレの場合は避ける必要はありません。
ただし、下降トレンドであることは間違いないため、底値を確認しリスクヘッジしておく方が安心です。
デイトレで勝つためのチャート分析ですが、あくまでも基本となる目安であり、「絶対」がないのが株です。
しかし、株は「上がる」か「下がる」かのどちらかであり、分析ができれば勝つ確率も高くなるでしょう。