株式会社ソーシャルインベストメント

株でボリンジャーバンド3σを活用する方法【手法が基礎から学べる】

「株でボリンジャーバンド3σはどう使えばいいの?」

この記事はボリンジャー3σの使い方に悩んでいる人に向けて、使い方から手法までを丁重に解説しています。

お読みいただくことでボリンジャー3σの使い方を身につけ、相場でどのように活かして利益に変えていくのかまで学ぶことが可能です。

今日でボリンジャー3σを実戦投入できるようになりましょう!

目次

株のボリンジャーバンド3σの使い方はこの2つが基本!

株のボリンジャーバンド3σの使い方は次の2つが基本です。

  • 株価が+3σのタッチで買われすぎ
  • 株価が-3σのタッチで売られすぎ

ボリンジャーバンド3σの範囲に株価が収まる確率は、統計学的に「99.7%」とされています。

そのため、株価がボリンジャーバンド3σにタッチしたらそこで株価が収まり、流れが変わると判断するのです。

例えば、株価が+3σのタッチならそこで上昇が止まって、そのあとは下落すると考えます。よって、「買われすぎ」とするのです。

株価が-3σのタッチならそこで下落が止まって、そのあとは上昇すると考えます。よって、「売られすぎ」とするのです。

そうしたことから、ボリンジャーバンド3σは「逆張り(相場の流れに逆らう手法)」のサインとして使用されるのが一般的になります。

ただし、ボリンジャーバンド3σだけのサインで逆張りしようとするとダマシにあって負けることが多いためオススメできません。

実戦で使用するためにはもう1つ工夫がほしいです。

株でボリンジャーバンド3σを使用するオススメ手法3選

ボリンジャーバンド3σを実戦で使用するには、他のテクカル指標と組み合わせするのがオススメです。

他のテクカル指標と組み合わせることでダマシの可能性を減らすことができ、ボリンジャーバンド3σを実戦で使えるものにできます。

そこでこの章では、ボリンジャーバンド3σの相性の良いテクカル指標を使った手法を紹介。

初心者にも理解できるシンプルなものを3つ選んでいるため、ぜひ参考にしてみてください。

レジスタンスライン・サポートライン

レジスタンスラインとサポートラインには、株価の動きを止めて逆行させるという傾向があります。

レジスタンスラインは株価の上昇を止めて下落させる傾向があります。

サポートラインには株価の下降を止めて上昇させる傾向があるのです。

ちなみに、レジスタンスラインとサポートラインは次のような部分に引きます。

  • 株価が何度も止められている価格帯
  • キリ番(50円や100円などのキリの良い株価)
  • チャート上で目立つ高値と安値

この2つのラインとボリンジャーバンド3σを組み合わせることで、エントリー優位性がアップします。

やり方は以下のとおり。

  • 買いの場合:株価がレジスタンスラインとボリンジャーバンド-3σにタッチ
  • 売りの場合:株価がサポートラインとボリンジャーバンド+3σにタッチ

上記の条件が揃ったらエントリーします。

例えば、「買い」の場合であれば、以下のとおり。

ポイントとしては、株価がボリンジャーバンド±3σにタッチするというよりは次のように外に飛び出すのを待つほうがいいです。

  • 買いの場合:株価が-3σの下に飛び出す
  • 売りの場合:株価が+3σの上に飛び出す

株価がボリンジャーバンド±3σの外に飛び出したときはかなり強い値動きが起きたときであり、そうしたときはその値動きに対して修正が起きる傾向が強いからです。

また、安全に行きたいならエントリー方向にロウソク足が伸びるのを待つのがオススメです。
「買い」なら陽線が伸びるのを待つ、「売り」なら陰線が伸びるのを待つということです。

RSI

RSIは数値によって「買われすぎ・売られすぎ」を確認できるインジケーターであり、次のように判断します。

  • 買われすぎ:数値が70%以上
  • 売られすぎ:数値が30%以下

RSIで買われすぎと売られすぎのサインが出ているということは相場が反転する可能性があり、そこにボリンジャーのサインが加わればさらに信頼性が上がるのです。

RSIとボリンジャーバンド3σを併用する場合、次のように使います。

  • 買いの場合:株価がボリンジャーバンド-3σにタッチし、RSIの数値が30%以下
  • 売りの場合:株価がボリンジャーバンド+3σにタッチし、RSIの数値が70%以上

上記の条件が成立したらエントリーです。ボリンジャーバンドとRSIのサインはどちらが先でも構いません。

この手法でもボリンジャーバンド±3σのサインは、株価がバンドの外に出たときのほうが信頼性が高いです。

また、RSIは「ダイバージェンス」という現象を起こすため注目しておきたいです。

ダイバージェンスとは次のように相場とインジケーターの逆行現象のこと。

以下のように、相場は上昇しているのにインジケーターの数値は下げているというような状態がダイバージェンスです。

上記の状態は上昇の勢いが弱まっていることを意味します。

そのため、今後下落してくる可能性があり、逆張りするときに有効なサインとなるのです。実際、そのあと僅かではありますが下落しているのが分かりますね。

なお上昇時のダイバージェンスは、相場が下落しているのにRSIが数値を切り上げときです。

ダイバージェンスを覚えておけば逆張りのタイミングを掴みやすくなるため、ぜひこの機会にマスターしておきましょう。

MACD

MACDは相場の方向性や勢いを確認できるインジケーターであり、おもに短期的なトレンドの判断に役立ちます。

「ゴールデンクロス&デッドクロス」という形で明確に売買サインを出してくれるため、分かりやすいのがメリット。
短期的な流れを捉えるのが得意なため逆張りとの相性もいいです。

ボリンジャー3σと併用するときは次のように使用します。

  • 買いの場合:株価がボリンジャーバンド-3σにタッチし、MACDがゴールデンクロス
  • 売り場合:株価がボリンジャーバンド+3σにタッチし、MACDがデッドデンクロス

上記の条件が成立したらエントリーです。

やはり、ボリンジャーバンド±3σのサインは株価がバンドの外に出てからのほうがオススメです。

このとき、MACDのクロスする位置はできる限り深い位置のほうが信頼度が上がります。

「買い」のケースであればできる限り上方でゴールデンクロス、「売り」ならできる限り下方でデッドクロスしたほうがいいのです。

トレンド相場のときは順張りに使用するのがオススメ!

ここまで、ボリンジャー3σは逆張りに使用するのが基本とお伝えしました。

しかし、次のような「トレンド相場」のときは「順張り(相場の方向と同じに取引すること)」に使用したほうがいいです。

トレンド相場の場合、ボリンジャー3σは以下のような「バンドウォーク」と呼ばれる状態になることがあります。

この状態だと株価が3σにタッチしてもそこで止まらず、上記のようにそのまま3σに沿って進み続けることが多いです。

よって、トレンド相場で逆張りしても負けることが多いのです。

そのため、トレンド相場では素直にトレンド方向に順張りするほうが勝てます。

ただし、バンドウォークしているときは勢いがありすぎてエントリーする場所がないことも。
そうした場合、現在の時間足よりも小さな時間足でエントリーポイントを探すのがオススメです。

例えば、現在5分足でトレードしているなら1分足に切り替えてエントリーポイントを探すというようにするのです。

まとめ

株でボリンジャー3σを使うときは以下が基本です。

  • 株価が+3σのタッチで買われすぎ
  • 株価が-3σのタッチで売られすぎ

よって、「逆張り」時に使用していくのが中心です。

ただし、ボリンジャー3σだけだとダマシに合う可能性が高いため、次のようなテクカル指標と組み合わせて使うのがオススメになります。

  • レジスタンスライン・サポートライン
  • RSI
  • MACD

なお、トレンドが発生しているときは素直に「順張り」するようにしましょう。

とくに「バンドウォーク」の状態のときは強いトレンドが発生している証であるため、トレンド方向に順張りしたほうが断然勝ちやすいです。

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